元ドイツ暮らしのデザイナー。

幼児持ち元ドイツ暮らし。ドイツの公園はお気に入りだったなあ。

ドイツで子ども用品を手放したいからやれること

(この話は2018年あたりの頃の経験・調べごとです)

ドイツ人はフリマ大好き。定期的にどこかでフリマが行われ、セカンドハンドを取り扱うお店もあります。そして、デュッセルドルフは日本人が多く住んでいる都市です。

この都市は、駐在員も多いため、帰国フリマというのも比較的頻繁に行われています。子どもが大きくなったから、

本帰国が決まったから、

もうそろそろ帰るかもしれないから今のうちに少しずつと計画的に……

など理由は様々だと思いますが、フリマは特に大型おもちゃ(室内用すべりだいとか笑)や、貴重な日本のおもちゃ!を買うチャンスなのです。

特に日本語の絵本とか、日本のおもちゃとか、貴重な入手機会になります。特におもちゃは人気! 自分だったら買わないだろう、というキャラ物(アンパンマンなど)のおもちゃとか気軽に数ユーロで買えてしまいます。

日本人開催のフリマは基本的に0、1歳の乳幼児の品が人気です。年齢があがると段々買い手もゆるやかになっていくような気がします。

私は、やがて来る帰国に向けて、少しでも荷物減らしたいかも、もし二人目できたらまた買えばいいや、と一人目の衣類をいろいろ手放すためにやってみました。

フリマ開催

  • 自宅開催
  • 会場を借りて開催

フリマを個人で行う場合、デュッセルドルフ内の日本人界隈では自宅か会場借りてのどちらか二択。日系幼稚園でもバザーがある園がありますので園児の家庭では色々出品しやすいかも。現地フリマは頻繁にあるので、申し込み・参加方法を調べれば、もっと多くの人にみてもらえると思います。というか、日本人いっぱい住んでいてわざわざ現地フリマ参加しなくてもなんとかなりやすいことが多いかもしれないですね。

【メリット】

  • 開催したその日で一気にさばける。
  • 大量に出品したいものがある場合に向いている。
  • 大型品も基本的に購入者が持って帰れると判断できる人が買う
  • 元値が結構高いものも高すぎず、安すぎず適正な価格で買い手がつきやすい
  • 複数世帯で同時開催すると、品物も豊富に用意できる
  • 商品を現場できちんと見ることができる

【デメリット】

  • 展示、陳列、値段つけ、売上管理、つり銭用意など準備が大変
  • 告知の必要がある(チラシ作成、配布、ネットで告知など)
  • 大型品は、持ち帰り手法など家族と相談しなきゃいけないことが多いのですぐ買い手がつかないかも
  • 売れ残り品の持ち帰りや処分がまた手間がかかる
  • 自宅開催だと人が来ないか心配
  • 自宅開催は自宅連絡先をオープンにする必要がある
  • 大人のものはなかなか買い手がつきにくい

会場を借りる場合、デュッセルドルフ市内はやっぱり日系関係の施設(cenaが中心か)でよく行われています。複数家族が参加してやっていることが多い。日本人が多く住むオーバーカッセル側にある施設なので、行列がすごい。

自宅開催の場合、1家庭だけでなく時に複数家族が参加してやっている。来場者も比較的まったり。オーバーカッセル側(ライン川西側)で開催か、ライン川の東側で開催するかどうかで人の集まり具合が違うので、売れ残りリスクが意外と心配です。(東側にも日本人結構住んでるのですが、オーバーカッセルと比べると全然違う。

 

非公開SNSグループの帰国ガレージセール

デュッセルドルフ以外の地域にもあるでしょうか? 招待制のSNSグループがあって、毎日色々出品されています。Facebookにも動きはゆるやかですが、日本人向けドイツ在住者の売ります買いますグループなんてものもありますね。(これは比較的大人の衣類や書籍がよく売れてる印象です)

【メリット】

  • 少量出品向き
  • 参加者が多く、見てくれる人が多い
  • 早ければ1分で売れる。(すごい!)
  • 子ども用品が人気!(特に乳幼児)
  • 完全匿名ではないがニックネームなど本名じゃなくてもできる
  • 基本的にやりとりは知り合いの知り合いくらいの相手

【デメリット】

  • 購入希望者と個別に受け渡しの交渉が必要
  • 投稿が多いため、通知をオフにしていても通知のバッチがすぐ2ケタ
  • 出品者か購入者どちらかがともだち追加しないと個別やりとりができない
  • 品物の金額は比較的低めの設定
  • 高額出品はすぐ買い手がつきにくいことも
  • 大人の物は買い手がつきにくいことも
  • SNSグループに参加しないと購入・出品のチャンスがない
  • 大したことはないけど小さなハウスルールがある
  • スマホのデータ容量が結構食われる
  • 品物の写真の用意が少し面倒
  • 商品をキチンと見ることができない

早ければ1分で売れるのが本当にすごいです。フリマ開催するほどじゃないんだけど、ほんのちょっとだけあるんだっていう少量出品にすごく向いています。

購入希望者と受け渡しのやりとりを一人一人やらなければならないが、SNS内でやりとりは比較的スムーズに日程が決まることが多いです。

フリマ開催するほどじゃないけど、結構手放したいものがあるんだ、という人には受け渡し場所の相談など一人一人とやりとりする手間が伴います。その分時間もかかります。そこそこ手放したいものがある人には、合同フリマの方がよいのではないかと思います。

また、比較的少額の出品が多く、元値が高い商品も中古として見たら破格の値段だとしても買い手がつきにくい印象です。例えば元値400€くらいのベビーカーが状態よくて100€でもすぐには売れない感じです。

ネット掲示板を利用

【メリット】

  • 自分でサイトを用意する必要がない
  • 少量出品に向いている
  • 誰にでも見てもらえる

【デメリット】

  • 反応が悪いことが多い
  • 自分の連絡先を伝える必要がある
  • レスが来ても通知が来ないBBSがあるので、返信があるかどうか定期的に掲示板をのぞかないといけない
  • 受け渡しのやりとりを一人一人と詰めていく必要がある。
  • 品物の写真の用意が少し面倒
  • 商品をキチンと見ることができない

出品者は捨てアドの人もいますので、連絡先を伝えたくないなって人は捨てアド取得して連絡したりしないとですね。自分の連絡先を出品者にのみに伝えられる掲示板と、そうでないものがあるので、なんとなく手が出なかったり。

LINEやWhatsAppがよく使われているので、メールをあまり使わなくなっている人には向いていない気がします。

 

セカンドハンド店に委託する

セカンドハンド店として陳列も品揃えもわかりやすく、商品のクオリティも高いのは「Klamotte」というお店。DerendorfとBilkに店舗があります。普通にお客さんとして行くの楽しいです。ドイツ暮らしの幼児持ちには必須のマッチホーゼとか最初はここで買いました。

【メリット】

【デメリット】

  • 要ドイツ語
  • 季節の不用品をその季節が終わった後に委託できない
  • 売れたらすぐにお金が手に入るわけではない
  • 売れ残りの品を引き取らないといけない
  • 委託は長めに期間をみないといけないので、急ぎでは無理

日本でも衣類買取してくれるお店はあると思いますが、基本的に次シーズンのものを高価買取してくれますよね。夏が終わったから、もう来年は着れないだろう服を秋には売れないってことになります。

販売委託したとして、だいぶ長めに期間をみないといけないので、来月急に本帰国決まっちゃった!みたいな人には全くもって向いていません。Klamotteの委託についての説明文読みましたが、つってもハードル高いなと思ってやってません笑。というかやっぱり日本人には日本人向けフリマで十分なんとかできるでしょう、ということで。

子ども用品、基本的に日本で買うより安く手に入るかも

例えばアンパンマンのおもちゃとか、自分だったら買わないかも、でもあったら子ども喜ぶかも、という商品を安く買えるのってなかなかいいです! もちろん人気なので早くいかないとすぐなくなるんですけども。

フリマの値付けをみてみると、例えばメ◯カリよりもかなり安く買うことができると思います。そしてちょっとキズや汚れでも買い手がつきやすいこともいいですし、変に絡まれることもないから比較的平和な世界なのでは、と思います。

 

他の国に住む日本人のブログで、

・約束の時間に来ないわ、

・どたキャンとか、

・値引き交渉現場でされる

とか読んだことあるのですが、そういうのは幸い私はありませんでした。

本当に良心で成り立ってる世界なのかな。

少ないながらも、家具類含めて全部の取引はスムーズにできたので、本当にありがたかったです。