元ドイツ暮らしのデザイナー。

幼児持ち元ドイツ暮らし。ドイツの公園はお気に入りだったなあ。

世界最大、Stuttgartのクリスマスマーケットへ。準備〜到着まで

ドイツでおそらく最も有名なクリスマスマルクトは、ドレスデンニュルンベルクシュトゥットガルトの3都市で行われるもの*1。今年は、ドイツにいる間に有名なクリスマスマルクトに行こう!と思い、この3都市のうちデュッセルドルフから一番近いシュトゥットガルトへ行くことにしました。また、行くなら絶対リアルドラクエな中世クリスマスマルクト!ってなわけで、シュトゥットガルトからS-Bahnで10分程度で行けるエスリンゲンの二都市を訪問しました。

 

0〜3歳子連れICE旅は幼児用コンパートメントで

デュッセルドルフ中央駅からシュトゥットガルト中央駅はICEで約2時間半。なんとなくですが、子連れで移動って2時間を超えると厳しいかな、子ども飽きるかもしれないし……というのが懸念で、どこかへ旅行を計画するときはいつも飛行機を利用していました。

そんな中で子連れ旅のすごい味方、幼児用コンパートメントがあるんです。座席指定料金が9ユーロかかりますが、子持ち旅日本人ならきっと殆どの場合座席指定すると思いますので、コンパートメントが空いている場合には絶対ここを予約しなきゃ損! 幼児用コンパートメントがある車両は、通常ダイニングカーとファーストクラス車両の間、あるいはビストロ車両の隣にあり、幼児用コンパートメント車両にはこのマークが付いています*2

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チケット予約時に、幼児用コンパートメント希望を選択

チケット予約をする際に、子どもと年齢を(我が家は0〜5歳)選択すると自動的に下記画像の赤枠内の項目がでてきます。

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予約時にコンパートメントの座席指定できないやって場合には、幼児連れ向けエリア「Kleinkindbereichの座席が指定できると良いです。そして、家族向けエリアの「Familienbereich」が次点でオススメ。また、座席指定の際に「beliebig(どこでも)」、「Ruhebereich(静かにするエリア)」は子連れファミリーは絶対選択しないようにしましょう。子連れファミリー向け席を選択すれば自動的に選べないようになりますが、特にこだわりがない人でも、静かにしなくてはいけない席は避けるに越したことはないです。

と言っても、ICEは日本の新幹線と違って自由席や指定席車両という概念が恐らく無くて、予約がなければ誰でも座っていい、みたいになっているようです。ファミリー向け車両にもフツーに子どもを連れずに移動のオバちゃんとかオッちゃんが座っていることがありえます……。指定席をとらない人の理由はそれぞれとはいえ、数ユーロの座席指定料金をケチって旅をするドイツ人もきっといるんだろう(妄想かつ根拠なしですがドイツ人は一般的にケチと言われていますw)

ホテルは部屋数の空きがほぼない上に高い!

12月9日〜12月10日の二日間の旅行を数週間前にプラン開始。Booking.comをのぞいてみると空いているホテルが殆どない……! 繁忙期なので仕方がありませんが、完全に盲点でした。我が家はシュトゥットガルトエスリンゲン間にあるホテルで、両方へ行きやすいそこそこ駅近のホテルを予約しました。(それでも高い)

有名都市のクリスマスマルクトの予約は早めにしなきゃですね!

我が家はかなりのんびりプランを立てるので、なんでも早めの方がいいもんだよな、とひしひしと感じました。

対案・土日の旅程をずらす

  • 金〜土:ホテルの空きは大して変わらない
  • 日〜月:ホテルの空きちょっと出る
  • 平日:仕事休めるなら混雑的には子連れにベスト

もし人が平日に休みを取るなら、月曜より金曜の方にしたいのが自然な気持ち? 金〜土の旅程は、大してホテルの空きは出てきませんでした。日〜月はホテルの空きは少し出ますが、そんなにたくさんは出てきません。お仕事の都合がつくならば、平日の訪問が子連れにはベストですね。

余談ですが、メッセ大国のドイツ、メッセ開催時期は開催都市のホテル代がとても高くなります。デュッセルドルフにオフィスの拠点がある日系企業勤めのビジネスマンたち、デュッセルドルフ以外の都市のメッセ訪問をする際は、少し離れた市のホテルを取ることもしばしばだそう。少し前にデュッセルドルフ市内で最大規模のメディカというメッセがあったのですが、普段数千円のビジネスホテルがその時期だけ数万円だったとか……笑。

いざシュトゥットガルトへ2時間半の旅

出発の前後はデュッセルドルフで珍しく雪が降ったので、運行状況がとても心配でしたが、予定通りにデュッセルドルフ中央駅に到着しました。

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とっても快適な幼児用コンパートメント

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(引用:https://inside.bahn.de/ice-3-redesign/

幼児用コンパートメントはベビーカーもたたまずにそのまま置けるくらいの広さ。うまく写真が撮れずに、公式の写真から引用しました。コンパートメントのそばには、日本で言うだれでもトイレがあって、そこでオムツの交換ができます。このソファ型テーブル付き席と、簡単な仕切りがあってそちらは2席横並びの席があります。ICEのタイプによって多少部屋が違うようです。

お昼をまたぐ時間の列車を予約したので、家でお弁当を用意して乗車しました。おにぎりや卵焼き、ハンバーグ(前夜の夕飯の残り)、プチトマトやフルーツ。朝はかなり慌ただしかったですが、作ってよかったな〜と思いました。 ただし、コンパートメントの入り口は引き戸になっていて、同乗客の母子2人組はにおいが気にならなかったか少し心配でした。つっても彼女たちもピザ食べてたけどな。

長距離移動のお供は、絵本やおやつ、お絵描き帳、デジタルメディア(最終手段)。子どもがゴロンと寝転がれる快適な場所でしたが、大人が少し飽きてしまいましたw

ちなみに、行きは幼児用コンパートメント、帰りはコンパートメントの席がなかったのでファミリー用エリアで予約しました。が、帰りは大幅な鉄道のトラブルにより、乗車する予定のICEが運行中止(ドイツめ〜!)で利用できず。代わりにコレに乗れという列車に多くのデュッセル民とフランクフルト空港利用者が乗り、大混雑の中、3〜4時間くらいかけて帰宅しました。これがドイツ鉄道クオリティ……万が一のために列車の時間は余裕を持たないといけないと感じましたw(もし今夜帰宅できなかったらオムツと食べ物どうしよう……と思ったものである)

 

【クリマスマルクト関連記事】

uki.hateblo.jp

 【参考】

*1:ドイツニュースダイジェスト

『2017年版 今年は誰とどこに行く? クリスマスマーケット・ガイド』

ドイツのタイプ別クリスマスマーケット・ガイド 2017 - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト

*2:ドイツ鉄道公式・公共鉄道の幼児用コンパートメント

Kleinkindabteil in Fernverkehrszügen - Deutsche Bahn