元ドイツ暮らしのデザイナー。

幼児持ち元ドイツ暮らし。ドイツの公園はお気に入りだったなあ。

[DUPLO]基礎板は偉大、そしてがらくた市で見つけたお宝

我が家は正直なところ、そんなにたくさんおもちゃがある家ではないと思いますが、LEGO DUPLOは2歳にして既に追加購入しています。両方ともドイツ国内で購入。初回はデパート、二回目はAmazon.deにて。しかも、2歳の誕生日に1つ買って、その年のクリスマスプレゼントに2つ目を買うという。(いくらなんでもスパン短くないか!?)

今までに購入したセット、2歳児が遊ぶ様子、そしてレゴで遊ぶなら是非1つは持っておきたいお宝の話です。

DUPLOデビューはアイデアボックスから

最初に買ったのはこれ。

「レゴデュプロ デュプロのアイデアボックス10853」

レゴ(LEGO)デュプロ デュプロ(R)のアイデアボックス 10853

レゴ(LEGO)デュプロ デュプロ(R)のアイデアボックス 10853

 

2歳の誕生日を祝った日にプレゼントを渡し、テンション大盛り上がり。買ってよかったなと親もホクホク。このブロックのセットでゾウやカニ、フラミンゴなどが作れるアイデアカードが同梱されています。セットに入っているブロックを全て使い切って、パッケージに載っているモノが作れます。

いきなり何もヒントもないところからレゴデビューするよりも、何か作れるサンプルがあるものから慣れてもいいかなと思ってこのセットを選びました。ゾウなりカニなり動物を作ってごっこ遊びもできますし。

緑の1段のパーツがあることもよかった。といっても、ゾウの足元に使う細長いのとヤシの木に使う土台だけでしたので、基礎板界としては中途半端かもしれません。

レゴの基礎板があると世界が広がるのは知っていた

レゴユーザーの親御さんは基礎板はいいぞ!と大プッシュの記事しか見かけません。私が小学生の頃も、基礎板の上に街を作っていました。ドラクエの街みたいな、屋根がない柱と壁の家を作るのにレゴは親和性高かったですね。

ひとつめのDUPLOを買うときも、売り場にある「基礎板」も合わせて買うか悩んでいました。プレゼントをどれにするか考えている間にToy's R Usのチラシに基礎板付きの特別セットが売り出していた週間があったり、いろいろとチャンスを逃していたので更に私の頭を悩ませていました。

買ったら可能性は広がる、でも38.1cm×38.1cmでちょっと大きい。収納・お片付けのこと考えるとね。というわけで結局買わずに上記の「デュプロのアイデアボックス」のみ。

 

DUPLOデビューしたての様子

この頃、うちの子どもはゾウが結構好きだった(Die Sendung mit der Mausというドイツの無声アニメにゾウのキャラが居てお気に入り)ので、「ゾウを作って」とリクエストを受け、親はそれを組み立てる毎日。

イデアカード以外からも、何か小さめのぬいぐるみのベッドとか椅子とか作っていました。慣れると子ども自身もオリジナルで何か組み立て始めました。基本的には親主導でしたが、親自身もパーツの足りなさにフラストレーションを感じ始めるようになりました。ベッドやイスを組み立てても、更にリクエストを受けて組み立てたくても作れないんですね。

また、「パーツが足りなくて子どもが作りたいものが作れないのはよくない」という保育士やレゴ持ち親御さんのコメントを子持ちブロガーの記事などで時々みかけていたので、DUPLOもう一つ買いたいという気持ちが私の中で大きくなっていました。

あと基礎板。

デュッセルドルフのがらくた市でお宝発見!

悶々とする気持ちを抱えつつも、デュプロで楽しんでくれている毎日。ふと立ち寄った昨年11月の「Radschlägermarkt*1」。という中古品を扱うフリーマーケット。本当に文字通りがらくただな……うちに必要なものはないな〜と思って帰ろうとしたところ、通りがかりでおもちゃを売っている店を見つけました。そこで目に入ったLEGOの基礎板! DUPLOの基礎板はあるかな?と探してみると、いわゆる一番大きい基礎板(38.1cm四方の)は欠けてて微妙だったので、6マス×12マス×1段の赤緑黄三色1セットで売っているものがあったので、一番キレイそうなものを買いました。ホコリだらけで多少凹みやキズがあったので洗いました。

するとすると、新しいおもちゃを発見しているうちの子、見つけてからしばらくすると、特に使い方を説明せずに、このパーツの上にいろいろどんどん組み立てていくんです。

ブレた写真しか残ってなかったですが、こんな感じで遊んでました。

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これは12月中旬の写真でした。クリスマスプレゼントはまだ買っていません。(まだ悩んでいた)買って親のテンションは盛り上がってますが、パーツ足りない気持ちはぬぐいきれません。あと動物とかでよいのでレゴの人形も欲しい。内心デュプロの人形はそんなに見た目が好みではない(でも子どもにはそんなの関係ない)のでせめて動物が欲しかった。

2つめのDUPLOはかなりな巨大商品を購入!

というわけで、夫婦間で延々と協議を続けた結果、

2つ目に買ったのはこれ。

LEGO DUPLOのまち "おおきな遊園地" 10840」

レゴ(LEGO)デュプロ デュプロ(R)のまち

レゴ(LEGO)デュプロ デュプロ(R)のまち"おおきな遊園地" 10840

 

箱がめっちゃでかかった。

今回は何かテーマのある商品ではなく、ただブロック詰め合わせたタイプの商品と、たっくさんパーツがあるもの(中途半端な量にするとまた足りなくなりそうだったので)下の商品とめちゃくちゃ悩んだ末に、上の「おおきな遊園地」にしました。

今回の追加購入で私が欲しかったパーツは「すべり台」と「ドア・窓」。すべり台は機構として楽しそう、そしてドアや窓に関しては、保育ママのところにもDUPLOがあってそれを受けてか自宅でもお家を作りたがっている節があったので、あったら喜んでくれそうだなと思って考えていました。

夫が遊園地推しでした。メリーゴーランドや観覧車などのギミックがあるので分かりやすく喜んでくれるんじゃないかとのこと。

私自身は、120パーツ入ってる商品推し。追加購入なので、具体的なものなくても基礎板使って家も含めて作ってくれるんじゃないかと思ってのことでした。

「おおきな遊園地」で遊ぶ様子

夫の狙った通り(?)、遊園地のアトラクションを組み立てられるセットは大ヒットでした。目に見えてわかりやすいですし。最初は組み立て説明書に描いてある通りのメリーゴーランドや観覧車やお店を作って〜と親に頼んできました。親がそこからアレンジを加えると怒ります笑。

まずは説明書通りの遊び方を数ヶ月。

そして……ここ数ヶ月は、基礎板を使って自分であれこれ組み立てて自由に遊んでいます!

人形もあるので、パパ、ママ、赤ちゃん、など呼んでレゴで組み立てたものを使ってお人形遊びをしたり、また、お店やさんごっこも好きなので、レジのブロックや棚を使ってお店やさんごっこもしたりします。

基礎板がなかったら発展しなかったかも

レゴで遊ぶなら、想像力豊かに自由に作って欲しい、そんな親の下心。

「おおきな遊園地」にもがらくた市で買ったのと同サイズのプレートタイプのパーツがあったので、それを活用してたくさん作っては壊して遊ぶ毎日です。本人いわく「おうち」らしいです。

追加購入によってパーツ不足は現状大丈夫そうです。

今度は、6×12マスのプレートのエリアが土台として世界を構築するのに狭いんじゃないか……?って気がしだしています……笑、が多分しばらくはこのままでいきたいと思ってます。

 

基礎板はとにかくオススメ!(厳密には我が家のは基礎板ではない……?笑)

 

追加購入するにあたって参考になったブログ

追加購入を考えている時に、こちらのブログでは年齢を重ねてから遊ぶ様子が書かれていて、「大きいもの作れる」っていいな!って率直に感じました。

www.hoshinokiiro.com

こちらのブログは元保育士の妹さんのこのコメントを読んで、やっぱり追加購入したいな、という気持ちが強まりました。実際足りないなって感じてるところでした。

「ブロックの数が少なすぎるよ!これじゃあおーたの作りたいものが表現できない!」

・・・・が~ん!!

元・保育士からの重みのある言葉・・・・!

ameblo.jp

 

*1:Radschlägermarkt  ラートシュレーガーマルクト

月に一度Großmarkt(グロースマルクト)で開かれているデュッセルドルフのセカンドハンド品を売る規模の大きめのがらくた市。中古・アンティークのみの取り扱い。掘り出し物もあるといえばある……!が、がらくたと言えばがらくた……。個人的にはおもちゃは結構狙い目。パンやソーセージなどイベントでよく見かける屋台もあります。屋根アリエリアと屋根なしエリアがあるので、雨の日は行くのしんどいし、やっぱり気候のいい季節に行く方が楽しい。開催は11:00〜17:00。15時頃はもう早々と店じまいしている人も多いので、早めの時間に行く方が吉。

宝の山と見るか、ゴミの山とみるかは時間帯と運とその人が求めてるモノが何か、というところです。私はフリマでお買い物は苦手な部類。

Großmarktと呼ぶ人が多いですが、市場の名前で実際にはRadachlägermarktが正式名称のようです。でもGroßmarktと呼んでも少なくとも日本人間では意思疎通できると思います。

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Großmarkt Ulmenstraße 275
40468 Düsseldorf

最寄り停留所:トラム705, 707「Großmarkt」

https://goo.gl/maps/UYfRtMX3hSQ2

ドイツの子どもたちの外遊び必須アイテム

KITAやTagesmutterへの入園が決まると、持ち物リストを保育士からもらうと思います。そしてそこに必ずあるのが「Regenjacke & Regenhose」。もちろんレインブーツの「Gummistiefel」も。(ついでに言うと日焼け止めも必須アイテム)小雨が降ったりやんだりがよくあるドイツ、お砂場遊びをハイハイの頃からやったりと、ドイツに暮らす幼児持ちにはオススメアイテムです。

Regenjacke、Regenhoseって?

「Regenjacke」はレーゲンヤッケと読み、「Regenhose」はレーゲンホーゼと読みます。「Regenhose」は「Matschhose」と呼ぶこともあります。「Matsch(マッチ)」とは「どろんこ」のことです。主に0歳〜就学前園児が公園での砂遊びに使います。

日本でも「砂遊び パンツ」と検索するとアマゾンや楽天で出てきます。(日本のかわいいな……)日本では肩ひもアリで胸元まであるものと、普通にズボンタイプがあるようですが、ドイツでは肩ひもアリのタイプが主流です。

kukka hippo クッカヒッポ プレイウェア 90cm (ガーデン(16KH-PW-15)) お砂バギー 砂遊びパンツ お砂バギー 砂遊びパンツ 紺×星柄 子供用レインパンツ 入園 入学   [撥水 レインパンツ] 虹メリー:きいろ♪ (110cm)

 

ドイツのKITAやTagesmutterへ通う小さな子どもたちは、ちょっとした雨でも外遊びをしたり、遠足へ行きます。また、冬場は公園の砂場がずっとしっとりしていることがあるので、汚れ・濡れ防止や防寒のためにも使っています。とは言うものの、デュッセルドルフでの自分が知る範囲ですが、雨が降ってるか降ってないか際どい天気の日や、天気が良くない日に公園へ行くとそんなに子どもたちを見かけません……。内心本当に彼らは雨の日に遊んでいるのか?と少々懐疑的ですが笑、園庭があるKITAの様子は私は分からないので、ともかくドイツ現地KITAやTagesmutterでは大活躍です。

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ドイツの子ども向け雨具(はいはい頃〜6歳頃)

Regenhose、-jackeも季節でちょっと仕様が変わる

Regenhose、-jackeは、季節に合わせて主に以下の種類で売られています。

  • 春(夏)用に裏地なし
  • 春、初秋用に薄手〜やや厚めの綿、化繊裏地付き
  • 秋冬用にフリース地・ボア地付き
  • 厳冬期用に中綿入り(上下ツナギタイプもアリ)

春先は、裏地なしや裏地付きの雨具を店頭でよく見かけます。冬が近づくと、裏地にフリースやボアがついているもの、Schneejackeと名称を変えてスキーウェアのようにモコモコの物がお店に並びます。

個人的な印象としては、公園遊びに関しては、Regenhose(ズボン)の方が活躍頻度が高いです。例えば長袖シャツにRegenhose、ダウンジャケットにRegenhoseなど、上に着る服はフツーって感じ。

KITAの子ども達はグループで園外へ遠足へ繰り出すのも時々見られます。遠足に関しては逆でRegenjackeのみ着ているのをよく見かけます。それに加えて蛍光色のベストを着て出発。ドイツは雨が降ったりやんだりも多いので、普通にその日着てきたジャンパーが単に防水加工っていう感じなのではないかと思います。(森とか絶対どろんこになりそうな遠足の時は学校やKITAから指示があるハズ……)

夏にカッコをつけたのは、夏場はオムツ一丁、ボディ肌着だけで砂場・水遊びをさせる親が結構いるからです。5月頃から一部公園の砂場には水道の手押しポンプが登場します。まだ濡れたり汚れたりをコントロールしにくい年齢の小さな子ども(主に1歳台)は汚れ防止にRegenhoseを履かせている光景をよくみます。泥だらけになった子どもは大体公園のその辺で着替えさせてから帰路につくのが多いと思います。我が家は水遊びは近場の公園だけでやらせることがほとんどなので、抱っこしたまま連れ帰ってすぐシャワー笑。

下の写真はハンブルクのハーフェンにあった公園。水場が充実している公園だったので水着の子どもも。Tシャツ一枚とオムツだったり、肌着だけで遊んだり。かわいい柄付きボディ肌着も多く売られていて、小さな子どもはボディ肌着+ズボンなどで暑い日は過ごすことがあります。日差しは強いので、日本の夏と同様、帽子はあったほうがいいです。

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ハンブルクの公園で水遊びするドイツの子どもたち

RegenjackeやRegenhoseを見かけるお店(デュッセルドルフ市内マップあり)

子供服って100(98)cm以上あたりから、年齢としては3歳以上から商品が豊富になりますね。日本の子どもたちはヨーロッパの子たちよりも身長が小さいことがほとんどなので、日本の1、2歳の子供服を探すのって私は結構大変でした。例えば日本の子どもは早ければ1歳からトイレトレを始めてオムツ卒業する子もいると思いますが、ドイツで80cmのパンツは見たことがないです。概ね3歳頃の100cmあたりからなんとか見つけられます。同様にズボンなどのボトムスはウエストが合わないとか、トップスも首回りが小さすぎて入らないとか、結局日本の商品買ってるって人もいたり。余談ですが、2018年秋、デュッセルドルフとケルンにユニクロができるっていうんで楽しみです。滑り止めドット付き靴下とかメッシュ肌着(セパレート)とか買いたいです。

さて本題。今までRegenjackeやRegenhoseを見かけたことがあるお店を書きます。

☆マークは、店頭で80cmあたりからのサイズが見つけやすかったお店です。リンクをつけているのは、オンラインショップもあるサイトです。「Regenjacke kinder」などと検索窓に入力すれば探すの簡単。

KAUFHOFKARSTADTなどのデパート

デパートの子ども服売り場やスポーツ用品売り場によくあります。結構端の方にあって見つけにくい可能性も。デパートといっても、これらの雨具はめっちゃ高い!ってわけでもないと思います。ブランド物も売ってるのでそれは高いけど。そもそもドイツで子供服は基本高かった。

Babywalz

サイズは豊富・LEGOの服とかブランド物でやや高め。その他の衣類は乳児向けの物の方が多い印象。Babywalzは子ども用品全般取り揃えてあります。春用裏地なしの雨具はそこまで高級ではないです。冬場のLEGO防水防寒ズボンは結構高かった印象。

C&A

サイズは90cm以下もそこそこ豊富で安めのヨーロッパ各地にあるファストファッション(オランダ発でベルギー拠点?)。やっぱり100cm以上の大きい子の方が種類豊富だけど……。雨具が上下セットで安く販売されている時もあった。店員さんがいらっしゃ〜いと基本的に話しかけてこないのでコミュ障には良い。店舗が広くて綺麗だけど、なぜか0〜3歳、3歳〜の子供服売り場のフロアが変わってしまい、サイズが境目の2歳頃の日本人にはなかなか不便になりましたね笑。

Ernsting's Family(☆)

全体的に安め。お店としては、値段も手頃、サイズ・種類も豊富でオススメだけど、欲しいサイズ・商品を探すのが個人的には大変でした。店舗自体小さめが多いかも。小さいお店に子ども〜大人までの衣類や雑貨がぎゅぎゅぎゅっとたくさんつまっていて、特に上下を買いたい場合、ピンポイントで欲しいサイズの商品探したり、上下同じ柄でサイズが合っているものを探すのが大変。オンライン限定商品もあり。サイズがわかればネット通販して店頭受け取りが圧倒的に便利です。店頭受け取りする場合、封をされた袋を受け取った形だったので、試着はその場でしませんでした。返品や交換システムは公式確認してください。店舗はあちこちにありますが、地図上では最低限だけポイント打ちました。

LIDL

格安スーパー。ネット限定販売で格安のRegenhoseや、冬はスノーウェアが売ってます。早めに買わないとすぐ売り切れる。安いので、どうせサイズアウトするんだからできるだけ出費おさえたい人にオススメ。実店舗はあいにく行ったことなく。実店舗にも商品置いてあるのかな…?

Tchibo

コーヒー店であり雑貨店のTchibo。お店の商品は短期間で入れ替わるので常にあるわけではないのが注意点。Regenhoseもいつでもある商品ではないけど、オンラインショップで買えます。店頭では子供用衣類は110cm以上しかみたことない。通販の方が商品を見つけやすい。

WOOLWORTH

日用品から衣類までなんでも安めに商品が置いてある。乳児向けの服も見たことあるけど、3歳以上サイズの方が多い。Regenhoseはある程度大きい子向けの方が在庫豊富な印象。

Hoppetosse Bartels Kinderwelt

そば庵(そば大好き〜)の隣にある子ども用品店。Babywalzと同様に子ども用品全般あります。夏場は店頭にハンモックが展示されてて、めっちゃ気持ち良さそう。Regenjacke、-hoseの取り揃えはそこまで豊富ではないです。

 

Klamotte☆

新品も置いてあるセカンドハンドお店。ドイツはセカンドハンドも日本以上にたくさん流通している印象です。衣類の商品はサイズわけしてあって、XXcmとサイズのパネルも掲示してあるので見つけやすいです。DerendorfとBilkに2店舗あります。Derendorfのefaが近くにあるので、ここの日本人向けSpielgruppeに通っている幼児持ちママはDerendorf店が行きやすいと思います。

 

デュッセルドルフ市外でも、C&AやErnsting's Family、その他チェーン店はあるので、市外の人も参考になりましたらと思います。

ドイツの子ども服アウターの便利だなってところ

日本の保育園・幼稚園児、小学校低学年児童持ちファミリーにとっての必須アイテム、「お名前シール」の偉大さが最近分かってきました。

シールって取れたりしないの?って思ってたんですけど、洗っても名前が落ちない……とか、日本のその他の名前つけられる商品便利。かゆいところに手が届く系の便利育児グッズはやっぱり日本のがすごい。

ドイツのKITAやTagesmutterでは、基本的に持ち物に名前を書く必要はありませんが、子どもが小さくて自分自身で自分の持ち物をうまく判別できないとかだと書いておいてねと言われることもなきにしもあらず。Tagesmutterは5人までの小規模保育所なので、無くなることはほとんど無いと思いますが。

ドイツの子ども用の洋服にも、きちんと名前を書く箇所がある服もあります。(日本ほどではないと思います)ジャケットなどのアウターになると、背中部分に大きめのタグをたまに見かけます。

「DIESE KLEINE JACKE GEHÖRT :」

(この小さなジャケットは◯◯のものです)

 と、こんな感じ。子ども向け商品なので、クマとかイラスト付きのもあるんですけど、欧米でよくある感じの、ものすごく可愛い、というわけでもない動物のイラストとか描いてあったりして。(クマがマスコットのSteiffを筆頭に可愛いのだってありますぞ!!)

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ドイツの小さい子向けJACKE

ドイツのアウターで個人的に見つけた特徴

  • フードが取り外せないものが多い

ドイツのアウターはフードが取り外せないものが多い印象です。フード無しのアウターは少ない気がします(探せばある)。雨や雪など、基本的に寒さに寄せた服のデザインなのではないかと思います。真冬は帽子をかぶせてさらにフードをかぶせて外に遊びに行かせる光景も見かけますので。うちの子どももTagesmutterに帽子と更にジャンパーのフード被せられて冬の公園遊び行ってました。

  • コートをかけられるヒモ付きの上着もよくある

これはとても便利! ドイツのKITAなどでは子供達が自分たちの荷物を置いたり、コートをかけられたり、室内履きを履き替えたりと身支度をできる自分専用のスペースがよくあります。コートに最初からヒモ(ループ?)があるとすごく便利。日本の保育園などでも「かけ紐つけてください」なんてお知らせが来たりね。

  • リフレクター付きジャンパー多い!

これも便利! といっても、リフレクターがついているのは「Regenjacke・レーゲンヤッケ(雨用ジャンパー)」「Regenhose・レーゲンホーゼ(雨用ズボン)/Matschhose・マッチホーゼ(泥遊びズボン)」が主です。(真冬用はRegen(雨)をSchnee(雪)に単語置き換え)

雨用ジャンパーは単にレインコートです。日本の園児たちと異なり、丈が長めの雨合羽ではなくて、普通に腰丈でお尻が隠れるくらいのジャンパーが主。

雨用ズボンは、お砂場遊びに子どもたちがよく履いていきます。服の汚れ防止、寒さ対策です。

 

過去記事。元保育園児の親としては、フード無しじゃないと安全上心配になる。笑

uki.hateblo.jp

ドイツの慣らし保育はゆっくり

ドイツ語で慣らし保育は「Eingewöhnungszeit」と言います。アインゲヴーヌングスツァイト。

私が以前子どもを通わせていた日本の認可保育園の慣らし保育は概ね2週間。日本の慣らし保育の初日は1.5〜2時間程度で確かに短かったですが、日本とドイツの慣らし保育の大きな違いといえば、初日から母子分離(親子分離)するか、という点だと思います。

ドイツでは、最初は親子(多くの場合は母子だと思いますが)同室で時間を過ごして、子どもにゆっくりその場に慣れてもらってから親子分離をトライしていきます。ドイツの慣らし保育モデルを紹介します。

 

1)Grundphase(基礎段階・1〜3日目)

  • 母/父子は子どもと一緒に登園し、約1時間保育場所で一緒に過ごす。
  • 最初の3日間は分離の試み(Trennungsversuch)はしない。
  • 両親のタスクは、子どもにとっての「安全な避難所(sicherer Hafen)」であること。

2)Erster Trennungsversuch(最初の分離の試み・4日目〜)

  • 保育場所に到着して数分、子どもに別れを告げ、部屋から去り、近くにとどまる。分離は最大30分。
  • 目的は、子どもの様子を見て慣らし保育の期間を仮決定する。
  • 最初の分離の日を週末のあとの月曜日には実行しない。

3)Stabilisierungsphase(安定段階)

より短い慣らし保育(約1週間)

  • 親のいない時間は長くなる。親は近くにとどまる。

より長い慣らし保育(約2〜4週間)

  • 7日目から分離の試みは新たに行われる。
  • 分離後、子どもが保育者(Tagesmutterとか)と過ごしても慰められたり元気付けられて大丈夫そうな場合、親との分離時間は長くなる。親は近くにとどまる。

4)Schulussphase(終了段階・約2週間)

  • 親は近くにはもうとどまらないが、もしも保育者と子どもの関係が、子どもの心を支えるのにまだ足りない場合、いつでも電話連絡が可能な状態でいること。

 

ドイツ語を訳したので少々変な日本語だったので、一部意訳しました。それでも変ですね。

ドイツの慣らし保育の大きな特徴は、最初は親子同室、次は別室、その後は外出するけど近所に、そして親子分離の時間を長くしてゆっくり慣らしていきます。モデルケース通りでいくと、約4週間が基本の慣らし保育になりそうです。

我が家の場合は、母親が同室に居るとうちの子が私から離れないから、Tagesmutter(保育ママ)自身が臨機応変にやってくれて、母子分離は結構早めにやってくれて、4週間目は普通に過ごしていました。なので逆に慣らし保育は終わってるのかまだやってるのかよくわからなかった笑。(ので通い始めて1ヶ月終わる頃に聞いた笑。)

慣らし保育は、子どもの様子を見たり、保育者や、KITA(保育園)なら先生や園の方針で多少差があるのではないかと想像しています。

私の個人的な感想ですが、子どもの年齢や性格によるとは思いますが、子どもは最初から親子同室で過ごすと、「ここはお母さんと一緒に居て遊んでいい場所なんだ〜」って思ってなおのこと離れようとしないんじゃないのかな?と思っています。

このゆーっくりなドイツスタイルも親と離れることで、さみしい、こわい、悲しいといったネガティブな気持ちを子どもに植え付けないようにするためのやり方なんだろうとは理解しています。

 

ちなみに、何人かの知り合いの慣らし保育の話を聞くと、ドイツスタイルで時間がかかって苦労している人も多いです。じっくりのんびり時間かけたものの、慣れずに結局辞めちゃう子どもも時にいます。特に、ある程度大きくなってから初めての託児になる子どもが親子ともに苦労が多い印象です。生まれてから数年間ずーっとお母さんと一緒だった、という子どもにとっては、なんでお母さんいないの!?となるのもわかります。

特に大変だと思ったのは、育休からすでに復帰して子どもが私立園から認可園に転園したワーキングママが、慣らし保育は仕事普通にあるんだけどどうすりゃいいの!?みたいな話を聞いた時でした。でも日本も転園の場合は慣らし保育が1週間くらいはあると思うので、慣らし保育の最大チャンスはやっぱり育休復帰直前ですよね。復帰済みの親は大変そうです。

ドイツはベビーラップ使用の乳児持ちは多い印象

子どもが生まれた頃、0ヶ月から生後5ヶ月頃まで「ディディモス」というベビーラップを愛用していました。やっぱり愛用していたので、街中でベビーラップユーザーを見かけると「お!」と目を引きます。

ベビーラップユーザーが多い印象のドイツ

ディディモスは1972年にドイツで創業した抱っこ紐の老舗です。我が家に子供が生まれた時はドイツ転勤の辞令は出ていなかったのでドイツとの関連はたまたまです。ドイツではエルゴやベビービョルンなど日本で一番多く見かけるタイプの抱っこ紐ユーザーももちろんいますが、小さな乳児持ちのベビーラップユーザーは日本以上に見かけます。

やはりベビーラップのパイオニア?の企業がドイツ国内にあるからなのか、愛用している両親は多い印象です。カラフルでかわいいです。

(ベビーカーユーザーが一番多いですが笑)

ベビーラップに感じた魅力

新生児から縦抱きができること、利用する大人が、肩や腰への負担を分散させられること、大人は男女兼用で使えること、なにより、自然な股関節のM字型開脚や丸みのある背中を無理なく保って抱っこができることに魅力を感じて購入しました。

難点は練習が多少必要。赤ちゃんを一度おろすと巻き直すのが大変。(ほどかずにおろせる結び方もあるので、それの習得がよい)

ですが、慣れれば簡単です。動画とイラストのパンフレットが商品についてあり、オンラインで見ることもできます。日本では講習会が開催されているので、参加できるエリアに住んでいる人は参加すると、赤ちゃんが正しい姿勢で抱っこできているかきちんと知るためにもスムーズに使えるようになると思います。

ぴったりすぎて夏は暑い?

暑いかも。夏になる前にベビーラップ卒業してしまったのでわかりません。冬は、クリップで留められる抱っこ紐用のダウン入りケープを使っていました。冬はプラスで着せたり覆えば良いですが、夏はどんなに薄着でも親と密着していますからね……。でもベビーラップに限らず、夏の抱っこ紐は暑いし、ベビーカーも暑いですね……。

真冬は、肌着+ロンパース(カバーオール、つなぎタイプのベビー服)+靴下を着せてその上にディディモス、そして抱っこ紐用ケープをかぶせてました。「寒い」と自分で言える月例ではないけど、日本で乳児時期はベビーカーを殆ど使わなかったため、アウターは1歳過ぎるまで買わなかったんですよね。暖かくなれば、ケープを取ります。

余談ですが、防寒ケープは、クリップがついていてベビーカーでブランケット用にも使えるとうたっているもので、出産祝いでもらったものでした。

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(ディディモス日本公式サイト)

www.didymos.jp

(英語サイト)

DIDYMOS Baby Wrap Slings - The original since1972

 

 

Tagesmutterでのご飯一例

Tagesmutter(ターゲスムッター)、日本でいう保育ママのことですが、3歳までの預け先として興味あるお母さんは結構いるけれど、預け時間が長時間の人が多くて、そこまで毎日長く預けたいわけじゃない人には合わなかったり(一応週3、4預かってくれる人もいるらしい)、5人の子どもを1人で保育することが心配だったり、ドイツ食のごはんがちょっと心配!だったり。

我が家はおかげさまでこの人なら安心して預けられる!と思える雰囲気の良い方に出会えて契約してきました(ドイツ人ではないけどドイツ育ち)。食事も、ドイツ食といえばシュニッツェル(豚や鶏肉のカツレツ)とかポメス(フライドポテト)、ソーセージやサラミの加工品。薄味やバランスの良い品目など、気を使って子どもの食事を作ってきたお母さんたちには少し抵抗があるのよくわかります

 

Tagesmutterたちは、子どもたちに「健康的な食事」を提供することはいたってフツーのこと。(多分職業訓練で指導されるのではないかと想像)

ただ、日本人とドイツ人の考える健康的な食事に多少ズレがあると思います。日本人なら一汁三菜、品目も栄養も充実のバランス、子どもには薄い味付けとかでしょうか、

少なくとも、ドイツ人にとって、野菜とフルーツは健康的な食品という認識みたいです。(あとナッツ)なので、ソーセージやハム、他肉類を食べるけど、野菜とフルーツも食べとけ!みたいな。

昼食では必ず野菜とフルーツが出ると思います。人によってはBIO食材(オーガニック)しか使わなかったり、週に1回必ず魚料理を出す。(見学したKITAやTagesmutterで献立を知る機会があった場所は全て週1魚があったので、週1魚も当たり前かもしれない)

健康ポイントはこんなところだと思います。

子どもを通わせているTagesmutterは、マメなことに今週のランチとおやつの献立表をホワイトボードに書いてくれています。毎週違うメニューではなく、基本的に曜日固定。たまにメニューが変わります。日本の給食献立は毎日違うのが普通だと思うので、日本で曜日固定献立なんかにしたら保護者からのクレームがきそうですね。

 

Tagesmutterでの食事一例

(適当に和訳しています)

月曜日
  • トマトソース&パルメザンのパスタ
  • キュウリサラダ
  • デザート・フルーツ
火曜日
  • ジャガイモとトウモロコシ&パプリカ トマトソース
水曜日
  • バスマティライスとエンドウマメ&鶏肉
  • フルーツサラダ
木曜日
  • グラウペンスープ(ひきわり大麦のスープ)と鶏の小さなソーセージ
  • デザート:プディング
金曜日
  •  自家製フィッシュスティックとサツマイモのピュレー
  • カッテージチーズとイチゴ

食事はいずれも自分で調理し、新鮮な食材を使っている、とのことです。フィッシュスティックってどうやって作っているのか結構気になります。

 

朝ごはんは、おそらくどこでも9時頃からありますが、うちの子が通っているところでは、ドイツパンにクリームチーズを載せたり、ハムやサラミ、生のキュウリやトマト、フルーツが出てきます。ここは基本的なドイツスタイルの朝食です。

メニューに載っている以外では、近所のピッツェリアでもらえる小さいパン、ゆでたじゃがいも、トマト、リンゴなどを適宜間食で食べているようです。たまにドラッグストアなどで買える幼児向けのBIOスナックを食べているみたいです。

 

食費は毎月週5保育で100ユーロを直接支払っています。多分殆どの保育所で食費は毎月100ユーロ。もう少し高いところもありますが、例えば遠足に行く時の入園料なども基本的に食費内に入るのが基本です。英語や体操、お絵描きなど(特別に先生を呼んだり)する習い事系もやっているTagesumutterやGroßtagespflege*1があるそうですが、(伝聞のため不確かです)本来は食費しか保護者からもらってはいけないのがルールだそうですが、食費にプラスで支払うか、食費を多めに払って習い事代も含んでいるところもある模様です。

 

たまにメニューの入れ替わりを見ると、他には、鶏のシュニッツェル、野菜フリカデレ(ハンバーグ)、牛肉グラッシュ(シチュー)、シュペッツレ(細かく切って塩茹でした麺)、デザートには自家製フルーツアイス(聞いたらアイスクリームとかではなく、果物を凍らせたものだそう)、ヨーグルトとフルーツスティックと言った感じ。

メニューを見てみると、どうやら週に1度は牛肉・鶏肉・魚、ライス・麺がある模様。

 

 

ちなみに、バスマティライスとは、インド料理でよく使われる細長いお米だそうで、ヨーロッパでカレーを食べるとこのお米が使われていることが多いです。香り付けしていることもあります。

www.erickcurry.jp

*1:Großtagespflege:Tagesmutter2人〜3人に対し、子どもを9人まで預かることができる小規模保育

思いがけないタイミングでトイレトレスタート

思いがけないタイミングでトイレトレが始まりました。来年でいいや、とのんびり姿勢で考えていたのですが……。まさかの子ども自身の「やりたい」気持ちからのトイレトレスタートです。

正直なところ、トイレトレはもっと言葉で意思疎通できるようになってから、2歳半以降でいいかなと思っていました。なぜかといえば、やはりドイツは外出時のトイレ環境が日本と比べて全然よくないから気後れしていました。

日本と違ってコンビニはないし、ショッピングモールのトイレは基本的に有料。飲食店でトイレを借りるにも、基本的に客向けのため、何かしら注文が必要。幼児くらいの子どもたちは親に連れられ、公園の茂みのはじっこで用を足す光景もよくよくみかけます。(間に合わなかったり、トイレがないから)

 

ある日、我が子がトイレに座ってみたいそぶりを見せたので、「練習してみる?」と声をかけたところが始まりです。一回目と二回目はだいぶ日が空いています。

  1. 初めてのトイレは怖がって座らない。
  2. 二回目、座ってみる。
  3. 三回目、少しでた!

それ以降は、少量を数回にわけて出すことがあったり、何回かトイレの練習をさせると、段々と一回で出せる量が増えてきたのでびっくりしました。出る・出す感覚が少しずつわかってきたんだろうなと思います。

オムツももちろん引き続き併用。お風呂の前に毎日、出ようと出まいと座ってもらっています。ちなみに、ここ最近は、出ないときは「ない」とソッコーで言うようになりました。

さらに、「しーしー」をした直後に「しーしー?」と言う模様。「しーしー?」と言われたら、そりゃトイレに連れて行きますね。そしてソッコーで「ない」です。これは、しーしーしたから言ったんだと後から気がつきました笑。

補助便座は、両足がしっかりつくもの(あるいは台を別途購入)、握れる取っ手があるもの、が理想的だと考えていましたが、それは日本に帰ることになってから買う!ってことで、爆安のIKEAの補助便座を買いました。買うまでは、両腕で子どもを支えてトイレの練習をさせていたので、非常に親も疲れました笑。

とりあえず今は、トイレでも用を足せるように練習し、オムツは引き続き併用し、来年から少しずつオムツはずしできるようにやってみたいと思います。