元ドイツ暮らしのデザイナー。

幼児持ち元ドイツ暮らし。ドイツの公園はお気に入りだったなあ。

基本は優しいんだけど……割り込み上等!

前の記事は、ドイツでのベビーカー生活はなかなか便利と書きました。

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今日は、ドイツで子育てをしながら感じたことのある、微妙な点を書きます。小さいレベルの話ばかりですが、愚痴っぽいものもあります……_(┐「ε:)_

でも、基本的にみんな子連れには優しく、育てやすいと感じる点はとても多いです。例えば電車の座席は小さい子連れやお年寄り、ハンディキャップがある人にはみんなスッと譲り合って、心がとてもステキです。よい環境です。

 

  • エレベーターで「開」ボタンを押して乗り降りする人をサポートすることは基本的にほぼない。

日本は、みんなが乗り降りするまで「開」ボタンずっと押す人が多いと思います。ボタン押してくれるドイツ人は今のところみたことないです笑。

「乗ります!」とアピールをして強気でエレベーターに乗ろうとしないと、乗れないまま置いていかれます。あるいは、自分の体やベビーカーが扉にいったん挟まれます。挟まれそうになってから始めて「開」ボタンを押してくれます。

 

  • 「先に並んでたのはうちだから! 乗る!」と進まないと、他のベビーカーファミリーに乗り込まれ、自分が乗る余地がなくなる(ことがある)。

ケルンのデパートだったかなあ。エレベーターを待ってたとき日独カップルファミリーがね、ドイツ人旦那さん乗り込んだのよ、先に。彼らの前に、車椅子ファミリーも待ってたんだけど!笑。

エレベーターは来ない、来ても人多すぎて乗れない、で散々エレベーター見送った後だったので怒りも相当だった。日本人奥さん申し訳なさそうな顔してたらしいんだけど、そう思うならちょっと寄ってスペース作ってよとお願いするなりなんなりしてよ思った笑。

エレベーターはとにかく動くの遅くて真面目に動いてんのか?と思うことしばしば。エレベーターに期待できない(交通機関は基本全て期待できない・しない)からエスカレーターで移動していいってのは正直助かる。

ちなみに、ドイツはちゃんと自己主張することが大切な国です。ドイツ的には多分、私が「先にうちが並んでたんだけど!」と言うのがドイツ的には問題なしの行動。多分ね。

日本は面倒なことは避ける人の方が多いからこのくらいのトラブルなら黙ってる人の方が多いかしら。日本人は発言したことによる面倒ごとの精神的な消耗より、次のエレベーター待った方がまだマシという考えの方が多い? 疲れてたり、時間に余裕がなかったりするとマナー違反見たら特に嫌な気持ちになるけど、急いでないし、時間に余裕あるし、と怒らない生活の方が自分に負担なくて楽かなーって思うの、わたし。

 

  • ベビーカー連れに対して、エレベーターや電車でみんなが少しずつ寄せれば乗れるくらいのスペースは自主的に空けてくれないこともママあり。自分からお願いしてみるのがよい。

日本はみんなが少しずつ寄ってスペース空けてくれる人が多いイメージ。

「ベビーカー乗せたいから席空けてくれる?」という双子連れのお母さんがこないだトラムでいたんだけど、他に席も空いていたので、普通に快く優先席エリアをお年寄りの女性二人組は譲っていました。お願いすることは悪いことじゃないし、無理だったら「無理」ってドイツ人なら言うと思います。うん、次の電車待つか、数駅なら歩いてもよいくらいの気持ちで。(中心部なら駅の間隔狭いです)

基本電車遅れてるし、何本も乗れないと段々心が折れてくるから……笑、前向きに……!。゚(゚´ω`゚)゚。

デュッセルドルフの地下鉄やトラムはとても狭いです。都営大江戸線くらい狭い(?)。でも入り口近くに立ったままの人も多いので、電車のなか側まで行ってくれることはそんなにないです。入り口近くにとどまるのは、そんなに長距離電車に乗らないから、というのはあるかも。

  

  • 屋外はどこでもタバコが吸えるから、タバコの煙浴びまくり。

たまにネットで日本はヨーロッパの屋内完全禁煙を見習え!って話題になっているのを見かけますが、そんなことより、ドイツの歩きタバコでタバコの煙やにおいを浴びまくる環境や、風に舞う灰を子どもが浴びることの方がわたしは嫌。

発言する人は、ヨーロッパは屋内禁煙だけど、屋外どこでもタバコ吸える環境だということを知っているのだろうか? 

逆に言えば、お店や建物の中は絶対禁煙と明確ではある。子連れや妊婦も安心してお店に入れる。お店の中に入ればタバコの煙はない。でもお店の前のテラス席でみんなタバコ吸ってるの。

現代社会的には、屋外での受動喫煙よりも、屋内での受動喫煙の方が大きな問題と考えるべきなのか?

日本は基本歩きタバコ禁止なので、このように屋外でタバコの煙をあびることはとても少ないです。飲食店は完全禁煙ではなく、完全分煙スタイルを進めたり、お店が「喫煙」「分煙」「禁煙」と表示する方が日本の現在の環境から考えると良いのではと個人的には思っています。(これには従業員の授業喫煙を防止できない欠点が)

デュッセルドルフにはそこら中に市が設置してある灰皿もあるけど、そこら中にポイ捨てもしますJTのマナー広告のおかげでポイ捨てをするような喫煙者は日本の方が少ないと思う。

人混みでも屋外なら喫煙者はどこにでもいるのです。歩きタバコもしています。子どものヤケド事故が心配です。

 

  • 公園の芝生は犬のフン要注意!

芝生でまったりできる公園の環境は素晴らしいけど、ンチ持って帰らない…ドイツ人は犬大好きだそうだし、犬も交通機関やお店に一緒に連れて行けるし、優しい環境だけど……。(こないだ珍しく笑、ンチ持って帰る飼い主さんいたので、みんなそういうわけじゃないです)

 

  • 子どもも公園のその辺で用を足させる……えーっと……?

公園にトイレは大きいところならありますが、なかったり遠かったり、間に合わなかったり、数十セントケチったり? 理由は分かりませんけども。公衆トイレが少ないのは欧州では普通ですが、小さい方も大きい方も……見かけたことがあります。

オムツをまだはく赤ちゃんはおむつ替えシートを広げて芝生やベンチで交換など時折見かける光景ではあるのですが……。

緊急時は確かに仕方がない……。うーん……。でも、その芝生でピクニックしたり、はしゃいだり、ハイハイの赤ちゃん動き回ったり、するけども……!

この辺りは子どもが3〜4歳くらいにはったら仕方がない!という価値観にシフトしちゃう可能性あるのかなあ。子どもがある程度の年齢にならないと分からないこともが子育てには多いので。

 

  • 授乳室、おむつ交換台はとても少ない。調乳用のお湯が出る機械は無い

授乳室や交換台はあっても、とても小さかったり、日本のようにズラッと複数並んでいることは無いです。多くて2つ。

授乳はその辺でみんなします。

オムツはドイツの人多分そんなに交換頻度多くないと思います。

おむつ交換台はあっても、女性用トイレのみが殆ど。

日本は父親もとても積極的に育児に参加する人がとても増えたと思います。なので、赤ちゃん休憩室にお父さんが入れる場所の方が多い。多くは無くとも男性用トイレにも交換台があったり。なので、日本では男性入室禁止の赤ちゃん休憩室があると、今時男性入室禁止?シングルファザーや、ママなしでお出かけした家族はどうしたらいいの?と疑問に思います。場所の構造上、授乳コーナーに仕切りが設けられない休憩室は仕方がありませんが、仕切りがあるのに男性禁止?と疑問に思います。

 

とりとめもないまま、ドイツだけじゃなくて、日本での不満も書いてしまいました。どっちにもいいと思うこと、残念に思うことありますね。それは当たり前か。

便利グッズや赤ちゃん・子ども用品を買い揃える環境は日本は圧倒的に便利。赤ちゃん休憩室の環境は最高。離乳食類も日本の方が美味しいと思う。でも、対人で肩身の狭い思いをしなくてはならないようなことがありますね……。

ドイツは、人が優しい。それだけですべてを上回ると感じる人もいるかもしれないですね。

ベビーカーでエスカレーターは「注意!」なだけ

ベビーカーに優しい社会・ドイツ

ドイツのベビーカーは巨大で重いタイヤも大きい(小型もあります)。重厚感たっぷり。一人乗りなのに横幅がものすごくあるベビーカーも。

そんなわけかどうかはわかりませんが、ドイツで子育てのすごく良いところは、日本の首都圏と違ってベビーカーを広げたまま地下鉄やバス、路面電車に気兼ねなく乗れます。車両の前方か後方に必ずベビーカーや車椅子の人がそのままいられるスペースがあります。とても便利です。

ベビーカーをエスカレーターに乗せちゃうよ

ドイツに来たばかりの頃、びっくりしたのは、エスカレーターもベビーカーそのままで乗る人がいる!

なんたって、そもそもサインが「Vorsicht!(注意)」と書いてあります。

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禁止のところも、もちろんあります。

☆そもそも「注意!」なのであんまり勧めていないのが根底かもしれません。

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上の写真の様に、エスカレーターの手前で禁止マークがあったり、

 

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エスカレーターの前にポールが立っていて、物理的に入れないようにしていたり。

これはショッピングセンターの「Kö Galerie」のエスカレーター前にあるポールです。ここはもともとベビーカー禁止マークがありましたが、ポールは立っていませんでした。今年の1月か2月になってからポールが立ちました。デュッセル内で、私の知る範囲ではとても珍しいです。物理的に乗り込めないので、安全上は良いと思います。なんたって、ベビーカーそのままでエスカレーター、どこでもみんな気軽に乗るし。

 

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ベビーカーやショッピングカートは、エレベーターを使ってくださいと書いてある。

 

エレベーターが完備でない代わりにエスカレーターなのか?

ドイツに限らず、ヨーロッパはベビーカーや車椅子には優しい社会だと思いますが、デュッセルドルフバリアフリーが完璧に整っているわけではありません。全ての駅にエレベーターがあるわけではないし、路面電車も電車からステップをのぼりおりしないといけない駅も多い(これ説明が難しい! 日本では昔バスの乗降にステップがあったけどああいうの)ショッピングモールやデパートなどの商業施設ではエレベーターは便利な場所にないことも多いです。ちょっと奥に行って、扉を開けて(ボタン式開閉ドアだったり)、大回りしなければならないなど、そういうところは不便だと感じています。

 

不便なこともありますが、エスカレーターそのまま乗れる(注意は払うべし)こと、電車やバスはそのままでベビーカーを乗せられるという点だけでも、ベビーカー生活は、日本と比べて圧倒的にデュッセルドルフはすごしやすいです。

 

おまけ・ドイツのベビーカーを簡単に紹介

ちなみに詳しくはないですが、ドイツでよく見かけるベビーカー。オランダのメーカー、Bugabooがとても人気です。このように、まさに「乳母車」という感じ。真っ平らで、首が座ってうつ伏せができるようになる月齢になると、この中でうつ伏せにさせてちょっと運動?させているお母さんもいました。

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ドイツのガッシリ系ベビーカーの殆どは、多分ハンドル部分が伸び縮みできます。パパママの身長に合わせて、押しやすい高さにしたり、電車やバスの中などでは縮めて、少しスペースを狭めることができます。

また、赤ちゃんが寝る部分、取り外しができるんです。例えば、ベビーカー置き場にフレームを置いて、コット部分(コットが正しい表現かちょっとわからないけど)を持ち運ぶことができます。取り外しができるので、少し成長したら、違うシートを取り付けることができます。

ガッシリと丈夫なのでお高いし、シートの買い替えもお金がかかって大変そうだなあと思っちゃいますが、しっかりしているから、長くがっつり安心して使える利点があると思います。

公園に水場が登場

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市内のまあまあ中心部にある公園の中ではかなり大きい部類のホフガーテンに行ってみたら、砂場に、井戸みたいにハンドルをきこきこ動かすと水が出て来る装置が備え付けられていました。

他の公園にはエンドレスに流れ出ている飲み水用のポール(が適当な言い方か分からないけど)が立っていたり、冬は水が抜かれていた噴水も水が流れるようになったり、夏仕様(?)に!

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(エンドレスに飲み水が出るポール。なぜ蛇口がないのか?)

 

デュッセル市内の公園には、日本の公園では当たり前にある水場が皆無だな〜と思っていました。手を洗いたい時には不便だけど、砂場がずっとサラサラだしいいかもなんて思っていたのですが。

サラサラ砂場が泥んこ遊びができる砂場に進化。

ということは、公園に遊びに出かける時には、長靴、マッチホーゼ(防水の砂場遊びツナギ)が必須!? ないし泥まみれになって欲しくない時には気をつけないといけない!

 

写真の部分にはかなりの量の水が溜められそうで、堰き止めているゴム板を外すと、きっと大洪水。今日は別の箇所で、ある少年がかなり溜まった水をドバーッと流した瞬間、近くの小さい子を連れた親御さんたちは慌てて子どもを抱っこして避難させていました…_(┐「ε:)_

 

洗濯を考えると泥んこ遊びはあまりしてもらいたくないなぁ…(大人のエゴ)

デュッセルの無印良品でもMUJI WEEKだって!

今日フラッとKö Galarieの無印良品に寄ったら、なんと今週は無印良品週間。日本と同様に10%オフ!

メールアドレス登録すれば良いみたい。シンプルー!(→登録翌日に10%画像添付メールが来た! すぐじゃないw)

 

デュッセルに引っ越してきた当初は、困ったらメイク落としはデュッセルの無印良品で買おう!と思っていたのですが、化粧品コーナーを見ると、基礎化粧品ばかりで、日本で多分人気のホホバなどのオイル系もメイク落としもなし。

無印良品のドイツでのラインナップは、概ね同じだけど、こっちにもあるとは限らないと、困ったら高くてもいいから無印で買うわという目論見は崩れたのでありました。→あったし!(5/6土)

【追記】

あったよ!シレッと(?)陳列してあった笑! 洗顔フォーム、クレンジングクリームがあった。リニューアルオープン後の冬に見たときは無かったと思うんだけど……見落としてたのかなあ。(でもドイツのクレンジング今や使っている笑)

ホホバオイル系は無かったです。

【追記終わり】

 

昔日本の無印で買った、トングタイプの洗えるそこそこ厚めで表が布のスリッパを愛用していたんだけど、近年店頭では薄かったり、い草が表だったりで欲しい感じじゃないのばかり見かけます。また似た感じの出ないかなあ。

デュッセルドルフマラソンでした

4月30日(日)は、デュッセルドルフ市内でマラソン大会がありました。

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運動の中で走ることが一番苦手な私。どうせ長時間動くなら、足で走るより、自転車で漕ぐ方を選びたい(イニシャルコストとメンテナンスはランニングの方が安いか……)そんなもんだから、マラソンを見に行ったことは今までほとんどありません。

 

音楽を聴きながら走る人がいて結構驚きました。マラソン大会はそういうの普通ですか? 東京マラソンのコスプレランナーのような激しい(?)コスプレはなく、ちょっとした衣装を着ている人はほんのちょっと見かけました。東京マラソンに参加するコスプレランナーは、その格好で42.195km走るのかい?

日本人ランナーもたくさん見かけました!

ランナーのゼッケンには番号と、名前が表記。名前は苗字じゃなくて、ファーストネーム! Satoshi(仮)とか、Miho(仮)とか書いてありました。参加者同士で「Miho、今日は完走頑張ろうぜ!」みたいな話もするのかな?(空想)

 

公式ウェブサイトは、完璧でないが6ヶ国語表記! 日本語もあります。ただし、日本語は申し込み方法や走るルートなどの基本情報をWordでまとめたPDFリンクでした。それでもちゃんとページが用意されていてさすがデュッセルドルフと思いました。

METRO GROUP Marathon Homepage » METRO Marathon Düsseldorf

 

ランニングは、健康のための趣味として、デュッセルドルフ内でもとても人気です。週末はランナーをよく見かけます。広い公園があちらこちらにありますし、デュッセルドルフライン川沿いにある市なので、ランニングにも最適の環境ですね! 自転車乗りたい。

公園がそこら中にいっぱいのデュッセル

ドイツ人は外を散歩するのが大好き。日光浴も大好き。(冬の日照時間が少ないから?)バルコニーや公園でBBQするのも好き。お部屋の換気も大好き(これは機密性の高い住宅での湿気対策がベースなのかなと思うけど、フレッシュエアー大好きよね)

  

ドイツですごくいいと思うのは、ちょっと歩けばどこにでも公園があるところ。子持ちには嬉しいことです。我が家も近くに3つ4つ公園があります。

日本の小さめの公園は、フェンスに囲まれて砂の地面で、遊具がちらほらで木や芝が少し、って感じだと思いますが、デュッセルで見かけるのは基本的にすごく開けているところの方が多いと思います。芝生があって(入ってOK、ダメなところはダメって書いてあると思う)、公園にはほぼ「Spielplatz」(シュピールプラッツ)があり、ブランコや滑り台、砂場、謎のゴム製のびょんびょんする器具などなどが集まっています。場所によっては卓球台(屋外なのに)、日本のようにフェンスで区切られたサッカーができるエリアなどもあります。

 

平日午前中は、ターゲスムッター(保育ママ)たちが子供たちを連れて遊ばせている姿をよく見ます。ターゲスムッターたちは4〜5人を同時に乗せられるベビーカーで公園にやってきます。

夕方になると、幼稚園や小学校帰りの子どもたちがわいわい集まってよく遊んでいます。

 

大きな公園の「Hofgarten」(ホフガーテン)は、シュピールプラッツも広く、平日午後など、日本人ファミリーもよく遊ばせているのを見かけます。日本人が多く住むというライン川西側のオーバーカッセル側とも交通の便がとても良いのです。週末も晴れた日は本当に人がたくさんです。今は日が長いので、18時を過ぎてもたくさん子どもたちが遊んでいます。

 

 シュピールプラッツの外は芝生が植わってて、ベンチがあって、ゴミ箱があります。(ドイツに限らず、ヨーロッパはどこにでもゴミ箱がそこら中にあるのは特徴的? 日本はコンビニくらい?)

遊具で遊んだり、散歩したり、サッカーしたり、トレーニングしたり、日光浴やピクニックやBBQをしたり、自由に過ごせてドイツの公園は「老若男女みんなのための公園」というイメージがあります。

日本では、子どもが生まれてから公園は実は殆ど行ったことがなく、あまり覚えてないのですが、どちらかといえば、敷地内全体に遊具があり、少し大きめならストレッチしたりぶらさがったり、健康系の器具があるけど、基本的に日本の公園は「子どものための公園」というイメージがあります。ただ、日本は水道がどの公園にもほぼある?のはデュッセルとはまったく違うところ!笑

(東京だと井の頭公園はとても広大で、散歩したり、池を見てベンチでまったりにできて、老若男女問わずみんなが過ごせる公園ですよね。小規模の公園とは印象が少し違いますね)

 

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4月上旬のとても温かかった日の公園。ライン川沿いなのもあって特に広大な芝生が広がっています。とてもいい天気で、あちこちでBBQしてました。BBQができるってスゴイです。

 

カリタス幼稚園に見学しに行った話

少し前に、カリタス幼稚園の2歳児保育について問い合わせをして見学しにいきました。カリタス幼稚園はデュッセルドルフにある日系幼稚園のうちのひとつで、カトリック系の幼稚園です。

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(最寄りの停留所を降りるとすぐに目に入る教会。この教会をみて左側の道路沿いが幼稚園のエントランス。ドイツって入口がわかりにくいからよく戸惑う)

 

このカリタス幼稚園、定員5人の2歳児保育があるらしいと人から聞いていたのですが、公式ページには「3歳〜5歳」と書いてあるので、本当に2歳児保育あるのかな?と気になっていました。が、電話して問い合わせてみると、ちゃんとありました。2歳児保育は、シスターが一人で担当していて、電話をかけると、2歳児担当のシスターに取り次いでもらえました。(オール日本語OK)

カリタス幼稚園は市立園(日本的に言うと認可園と言ったほうが適してるかも)なので、3歳〜5歳の入園申込は、デュッセルドルフ市のシステムを利用します。でも2歳児保育はシスターとの個人契約。シスターに直接申し込みます。

個人契約ということは、Tagesmutter / Tagespflege(ターゲスプフレーゲ)ってことなのかな?と思ったら、そのようです。そのため、料金もTagespflege利用時の、利用家庭の年収に基づきます。

シスターは、3歳以上の幼稚園クラスの部屋を案内した後に、二歳児クラスの部屋を案内してくださいました。

  • 月曜〜金曜の9:00〜12:00
  • 週15時間契約
  • 1歳から申込可能(ウェイティングリストに入る)
  • 午前に軽食のおやつあり。
  • 基本は暦通り。春休みなどは他の日系幼稚園と比べるととても短い
  • 3歳からカリタス幼稚園に入ることが基本条件(急な転勤辞令などは仕方がないので柔軟な対応をしてくれる模様)
  • 園庭遊びで、幼稚園クラスの子とも一緒に遊ぶので、幼稚園に入園する時、見知った顔ばかりで慣れやすい(慣らし保育は幼稚園児も大変だから良いところだと思う)
  • 保育はオール日本語(3歳以上なら週1ドイツ語)
  • 昼寝はもちろん無し(子どもは元保育園児なので昼寝はよく気になるポイント)

2歳はまだ親とそばにいるのが大切な年齢なので、預かりは午前までとのこと。また、午後まで保育だと昼寝用スペースの別の設備が必要だそう。

2歳保育の部屋は5人の荷物がかけられるフックやロッカーがありました。5人に対してはとても広く、実際の保育エリアは背の低い棚で区切られたもう少し狭めの範囲だと思います。お部屋はすっきり清潔感たっぷり。壁にうさぎやくまや、日本の保育園や幼稚園でお馴染みのキャラクターが貼ってありました。PriPri(日本の保育雑誌)っぽいやつです。

ウェィティングがあるけど、何人待ちとは教えていただけませんでした。ここに限らず、日系幼稚園は4月、他の現地などは8月入園がチャンスなので、その時期を想定した見学や申し込みをした方がよいと思います。

幼稚園クラスではパパさんが朝送る姿もよく見かけました(*´ω`*)

1月〜3月頃は、ドイツ現地公立園の8月入園の内定が出る頃らしく、私立園やターゲスムッターなどから公立園に転園する子たちがいるため、8月から空きがある園がちらほら出てくると思います。

週15時間だと一ヶ月いくらなのか? 料金表はこんな感じ。ドイツは、数字をピリオドで区切るので、最初は料金表の見方もわからなかった。「30.000」って「3万」なんですよね。

年収3万ユーロ(約360万円)なら月額0ユーロ、年収8万ユーロ(約970万円)以上なら月額142ユーロ。(1ユーロ=約121円換算)契約した人は、後に市に収入を証明する書類を送らなければなりません。

カリタスはどうか未確認ですが、この保育料にプラスして食費などかかることがあります。

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ちなみに、現地園と、ターゲスムッターの料金表はここのリンクから見られます(PDF)https://goo.gl/Jh8a7U

 

日系幼稚園といってもドイツに所在する園なので、電話応対の一言目はドイツ語かも!?と思って、最初はドキドキしました。電話をかける時、ドイツ語で「私の名前は〜です。興味があって電話しました。日本語で話してもいいですか?」となんども頭の中で繰り返しましたが、電話対応は最初から日本語でした。逆に「え、え、日本語!?」と緊張して、たどたどしくなってしまいました。ドイツ語さっぱりの1〜2歳児ママさんも安心して問い合わせ電話してみてください(*´ω`*)

 

デュッセルドルフ カリタス聖母幼稚園