元ドイツ暮らしのデザイナー。

幼児持ち元ドイツ暮らし。ドイツの公園はお気に入りだったなあ。

ドイツの冬と太陽と日焼けサロン

日本人の私にとって日焼けサロンと言ったら、ギャルとか、芸能界でキャラ的に必要な人が使うような非日常なお店なのですが、デュッセルドルフではフツーに街の商店街で見かけます。

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ドイツの冬は天気が悪く、日照時間も短いので太陽と夏が大好きな人は多い模様です。そんな私もドイツで過ごす夏を経験して、「ドイツ人が日光浴大好きな理由がよく分かる!」と感じました。

11/22現在、デュッセルドルフの日の出は8:02、日の入りは16:35。

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東京でも11/22の日の入りは16:30とほぼ変わりませんが、東京の日の出は6:24なので、ドイツでの朝の真っ暗さが分かります。朝は暗く、更に天気も悪いので、夏は絶好調だけと冬はうつ状態という、「冬季うつ」になる人がいるのも頷けます。冬季うつ治療のためにPhilipsが光の目覚まし時計(写真左)や家庭用光線治療の機械(写真右)や、も販売しています。

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(引用)(左)Somneo Sleep and Wake-up Light HF3650/01 | Philips(右)EnergyUp EnergyLight HF3421/01 | Philips

 日焼けサロンの話に戻りますが、元々ドイツ人は「日に焼けた肌は健康的で良い」と感じる人が多いそうです。日本人は「シミ絶対やだ!美白!」な感じだと思うので、そもそもの価値観が大きく違いますね。私は特別美白対策はしてないのですが……(年齢的にした方がよいかな?笑)、化粧下地兼の日焼け止めは毎日使っています。なので、ドイツで日焼けサロンってフツーの人が使う身近な(?)お店っぽいんですよね。お店の前を通る時に店内にいるお客さんをたまにみると別にキャピキャピの10代が集まっているわけでもなく、30〜40代の人を普通に見かけるのです。

ドイツに越してくる前から、ドイツ人は小麦色の肌が魅力的だと感じる人が多いのは知っていたのですが、日焼けサロンの多さにビックリしました。この冬を知っていたら、日焼けサロン行きたくなるのもよく分かります。あったかくて気持ちいいのかな〜。岩盤浴的な。

 

実際日本は湿度の高さもあいまって、夏の日差しはねっとりとジリジリ暑いので、日焼け防止のためだけでなく、熱中症を防ぐためや、快適さのために日傘などを利用するというのは悪く無い手段だと思います。帽子をかぶるだけでも違うし。環境の差による価値観の違いですよね。

 

ドイツの日照時間と健康についての記事。分かりやすく、参考になります。

www.newsdigest.de

日本在住日独ハーフのサンドラ・ヘフェリンさんが書く、日本とドイツの「日焼け」の違いについての記事。

young-germany.jp