デュッセルドルフ暮らしのとあるデザイナーの記録

幼児持ちドイツ暮らし。ドイツ暮らしや子育てメモとか記録

ドイツ語のduとSieについて外国人の私から見た印象

ドイツ語の二人称には、二人称敬称の「Sie(あなたが・は)」と二人称親称の「du(君が・は)」があります。

基本的には、他人や年上などとはSieで話し、仲の良い友達や恋人、家族などとはduと話します。お店の店員さんはSieだったりduだったりお店のノリや店員のキャラクターによりますが、基本的にSieです。カーニバルで突然話しかけてきて他の人たちにベルリナーを配る青年はduでした……笑。

基本的にその場限りの知らない人とはSieで話すもんだと思っていましたが、若い人は最初から「du」で話す人が案外多い。フレンドリーな感じでこちらも気軽に話せますが、あなたはduで話しかけて来るけど、本当にduで話していいのかな?と外国人のわたしにはドキドキです。

理由としては、「日本人はみんないきなりduで話しかけてくるんだけど!」とマイナス方向に受け取るドイツ人のコメントを今までに読んだことがあるので、外国人としてドイツに暮らすなら、ドイツの文化や慣習を知っておいた方がいいし、それに合わせて暮らさないといけないと思っているためです。

また、Sieで呼び合うのを「siezen」duは「duzen」と言います。最初はsiezenで話しますが、仲良くなって年上の方から「du」で話しましょ♪と提案してduで話すようになるとか。(放送大学ドイツ語講座の番組内で見ました)

 

経験上、語学学校は「du」で話すことが多いです。先生側から気軽に「duで話しましょうね」ってコースの始めやSieで話しかけた時に言ってくれることがあります。言ってもらえる方がこちらとしては楽。ない場合はふんわり雰囲気で。ただ、初級レベルのA1.1では動詞の活用系が難しいので、慣れてないうちはSieで話す生徒が多いと思います。私にとってドイツ語を一番多く話すのは語学学校。そこでduで慣れてしまったので、最初に口からポロっと出てくるのはついついduになってしまっています。

とあるドイツ語コースに通っていた時は先生が授業中は「Sie」とかなり厳しく言っていたので珍しいな〜と思っていました。(授業外ではduで話す生徒に注意することはありませんでした。使い分けしてたのかな)

幼稚園関係は、先生や保護者間も気軽に「du」、そしてファーストネームで呼び合うことがかなり多い。

児童→先生も「du」でファーストネームで呼び合います。もちろんこれは園によって違って、「Frau(英語で言うMrs. Ms.)○○」と呼ぶ園も。ドイツでは基本的に小学校になると児童→教員をファーストネームで呼ぶことはなくなります。

私自身、うちの子どもがTagesmutterへ通い始めた以降、Tagesmutterから前触れなくファーストネームとduで話しかけられたり、慣らし保育中に他の保護者から「Wie heißt du?(名前はなに?)」と声をかけられて内心びっくりしました。「え、いいの!?」って。私自身はドイツ語を学ぶ外国人なので、ファーストネームだろうとduだろうと気にしないんですけどね。あなたがそうするなら合わせますって感じで。他の保護者とも、わたしが様子みながら(笑)「Sie」で話してたら、「du! du! そんなかしこまるなよ、duでいいって!」みたいなことを言われたり。本当に同年代同士、同じ立場の者同士は気軽な印象です。

その中で、英語って「you」だから楽な言葉だな〜って感じています。

あと、語学学校で同じクラスメイトの日本人もドイツ語や英語で会話する時は名前呼び捨てですが、日本語で会話する時はなんとなく「さん付け」になったりして。ちょっと不思議な感じです。

日本語での「友達口調(タメ口)」は確かに軽いし、かなり仲の良い関係で使いますが、「です・ます言葉」や「さん付け」って仕事などで日常的に使うし、duほど近くはないけど、Sieほど遠くないが丁寧って感じで、そこまで堅くない話し方なのかなって個人的には思っています。(その上にさらにお堅い表現として尊敬・謙譲語があるので)

日本語を勉強している知り合いのドイツ人は、

「日本語は、動詞の原形から学ばず、です・ますから教科書は始めるし、活用があるから難しい」と言っていました。

(例・今日はご飯を食べる。今日はご飯を食べます。)

日本語は動詞の原形だとシチュエーションによっては変だし、日本語を話す中では「です・ます」から始めた方が会話として無難だし、いくらノリが軽い飲食店でも「今日はなんにする〜?」とは言わないのが普通なので、ドイツ語と日本語は違いますね。

 

ドイツニュースダイジェストにduとSieの記事がありました。

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