小さい子連れで街を歩くと、「何歳?」「名前は?」とよく話しかけられます。定番フレーズですね。ドイツでは1歳以降も月齢で数えるので、いま何ヶ月だっけ……と最近よく数えています。(とかいいつつ、十何ヶ月じゃなくて1歳◯ヶ月と言うドイツ人ママに会ったことがあります! 日常会話ではどっちが一般的なのー?)
呼びかけの言葉でよく聞く言葉もあります。
- Hallo kleine Maus!
- Hallo Mäuschen!
Hallo(ハロー)は挨拶の言葉。
klein (クライン)は小さい。(語尾にeが付くのは、名詞の前の形容詞につく格変化)
Maus(マウス)はネズミ。
Mäuschen(モイスヒェン)は小さなネズミ。口語でかわいい子という意味もあります。
なんでネズミ?と思いながら、声のトーンなどから、おチビちゃんとかかわいこちゃんという意味なんだろうと思っていました。
特にデュッセルドルフ、在独日本人ならおそらくみんなお世話になっていると思うフリーペーパーの「ドイツニュースダイジェスト」の2017年6月16日発行分の特集「いまどきドイツの恋愛&結婚事情」(どうでもいいけど、コーナータイトルは筑紫B丸ゴシック。初めてデザイナーらしいことを言った!笑)というのがありました。そこに日本在住のサンドラ・ヘフェリンさんのエッセイコーナーもあり、ドイツ人カップルは小動物の愛称で呼び合うこともあるとありました。子猫ちゃん、スズメちゃん、ねずみちゃん〜♡などと。
ドイツのカップル間のコミュニケーションにおいて「ネズミ」はあくまでも「かわいいもの」という認識
((サンドラ・ヘフェリン 2017 「日独恋愛エッセイ こんなに違う恋愛観! 恋するドイツ人VS恋する日本人」『ドイツニュースダイジェスト』2017.6.16号 p12 http://www.newsdigest.de/newsde/features/8627-love-and-marriage-essay.html )
ドイツ人にとってはねずみちゃんはかわいい対象なんですね。ちょろちょろかわいいですけどね、小さいのとか、ハムスターとか……笑。