デュッセルドルフ暮らしのとあるデザイナーの記録

デュッセルドルフに1歳児と一緒に引っ越してきました。今のところ、暮らしのメモや記録中心です

帰国子女について思うこと・自分の経験より

デュッセルドルフは日本人がとても多いドイツの都市です。駐在員として期間限定で暮らす家族、現地採用されたり自営業をしたり、ドイツに基盤を持つ永住家族、たくさんいます。

今回は、海外赴任による海外在住者の子どもの教育について書いてみたいと思います。自分が過去に受けていた教育について。

個人の経験、n=1なので、「ふーん、そうなのね〜」くらいで!

私は小学生低学年の間、アメリカに住んでいました。語学形成のとても大事な時期です。帰国子女ってカッコイイ〜英語話せんの? 発音ネイティヴとかうらやまし〜とかいろいろあると思うのですけど、振り返って思うと、「しっかり日本語を勉強する」のはとても大事。アメリカでは、小学校1年生から3年生までの全過程をやりました。受けていた教育は以下の通り。

基本

  • 月曜〜金曜日に現地校
  • 土曜日に補習校
  • チャレンジ(通信教育)
現地校と英語の取得について

通っていた学校では「ESL (English Second Language)」という、英語を母国語としない子どものために、授業時間内に別の場所に集まって英語を教える授業をやっていました。唯一覚えている内容は、「箱とボールの絵が複数あって、in on under above などの場所をあらわす前置詞を勉強する」ものくらいです。いつ頃から同級生とペラペラと話せるようになったかは分かりませんが、ネイティヴに近い発音(とリスニング力)は身につきました。ただし、抑揚やイントネーションなど、喋り方は6〜9歳の子どもっぽい感じです。

算数の授業では、理解の早い子には、個別にその先の内容へ進んでいきました。私もどうやら二桁以上の割り算の筆算をやっていた模様。日本に帰国後、アメリカで使っていたノートをふと見返すと、解き方が分からない割り算を見て、「自分こんなのやってたの!?」とびっくりしたことをまだ覚えています。

土曜日の補習校

車で高速道路に乗って毎週送ってもらっていました。何やっていたか全然記憶にありません笑。でも内容はぬるかったような気もします。月〜金は現地校に通い、土曜日は補習校、意外と忙しい毎日ですね。補習校もあるので、レジャーはほとんどしていなかったと思います。

海外在住の就学児持ちのママさんのブログを見ると、補習校を含め、日本語の勉強が負担のようだと綴っている方をちらほら見かけます。もうこちらはウン十年前の話なので、当時実際どうだったかはあまりわかりません。

チャレンジ

1年生の4月号から始めました。付録やポイント集めて景品と交換などコツコツ頑張っていました! 小学生向けは特にそうだと思いますが、イラストがあってかわいかったり、楽しく続ける工夫があったりして、自主的によくやっていました。

毎月やっていくと教育費が大変だとは思いますが、私も、今現在子どもがもし小学生だったらチャレンジを海外受講していたと思います。

 

帰国後の国語の成績

自宅はもちろん日本語で会話、補習校もチャレンジもとっても真面目にやっていました! かなり真面目にやっていて、成績も良い方だったと思います。

でも、帰国後最初の漢字テスト、20点台でした。

担任の先生に「帰国してきたばかりだし、仕方がない」と言われたのを覚えています。アメリカでも真面目に勉強していたのになんでこんなに点数がとれなかったのか、今でもさっぱり理解できません笑。その次の漢字テストは点数よかったです!なので成績が悪かったのは一瞬だけです。

他の国語のテストは、「チャレンジをやっていたので成績はよかった」。中学校まではチャレンジよくやってればそれなりに成績はとれる構成なんじゃないかと思います。そんなわけで、国語力という意味で理解力がちゃんと身につけていたかは不明。

高校からの国語のテストはボロボロでした。だってチャレンジと全然違うんだもん!笑

 

 帰国子女の個人的に考えるマイナス点(個人の感想)

ここで強調したいのが、子どもは吸収力や柔軟性がバツグンだが、忘れるのもあっという間!ということ。私ももれなくあっという間に忘れました。語彙、文法、ボロボロです。英語喋り慣れていない人と比べてずっと英語の引き出しが浅い位置にある、くらいです。ビジネスで日常的に使っている人、英語の語学をしっかり勉強している人と比べたら全然です。

RとLの発音と聞き分けができるようになったのがもうけもん、ってくらいで、自分が今まで感じた帰国子女のマイナス点を書きたいと思います。

  • 国語力が中途半端になる

自分の努力で解決できるとは思います。でも多分大変です。滞在年齢や環境によって英語も、日本語も中途半端になってしまうというのは時にききます。

  • 小さい頃のみに海外で過ごすと英語の喋り方が子どもっぽいままになる

これの解決方法はわかりません。ニュースなど、大人のちゃんとした英語をよく聞いて話し続けること?

  • 日本語の機微・行間をいまいち読み取れない?

これは単に私自身がイマイチ日本語の微妙な空気感を読み取れなかったり、日本語を理解しにくいダメダメ人間なだけかもしれませんが、ちょっと苦手……という帰国子女、その親御さんには何人か会ったことがあります。

でも、多分本人の努力で解決できる問題だとは思うのです。

ドラマの「逃げ恥」でゆりちゃんの部下の柚が帰国子女だとわかるシーンで「彼女が言いたいことよくわかるわー」と思いました。そのシーンのことや、帰国子女のこといろいろ書いているブログさん、見つけたのでリンクを貼りたいと思います。

korasophie.hatenablog.com

  • いじめられる要素がある

本の学校は「異なる」ものはハブられがち。今は昔よりも多様化していると思うのですが、実際はどうでしょうか。帰国子女ってだけでただでさえ目立つ、欧米から来た子は自己主張も得意。日本の子どもたちの習慣や感覚、遊びがわからない、理由はなんとも言えないけど、私が会ったことのある帰国子女の人たちは大小何かしらのいじめやからかいに遭ったことがある人の方が多かったです。

私は中学の英語の授業が嫌でした。発音いいと周りがからかうんだもん。先生はそのままでと面談で言ってくれたけどね。

欧米スタイルでハキハキと自分の意見を伝えることが得意だった子が、いじめやからかいの影響で引っ込み思案になってしまった、という帰国子女にも会ったことがあります。

  • 年齢や個性によって、海外での学校生活を苦痛と感じる

海外赴任していた人の書籍で、幼稚園児だったお嬢さんが現地の幼稚園でとても苦労をした経験を綴っていたのを読んだことがあります。親のサポートも大切です。私は、記憶から抹消してしまったか、苦痛に思うことはなかったかです。多分後者です笑。

  • 他の外国語の取得方法に悩む?

これは大した問題じゃありません笑。日本帰国後からの感覚では、苦労せず英語を取得したので、他の外国語をどうやって勉強したらいいかわからない!と、割と悩み、学生時代の第二外国語のドイツ語はさっぱり理解できずに挫折しました。(また勉強することになるとは夢にも思わなかった!w)

 

 

発音、という意味では、帰国子女じゃなくてもちゃんと取得できます。日本生まれ日本育ち、綺麗な英語発音の人、私の周りにいます。帰国子女だけど、日本人学校に通っていたので日本語教育を受けていたけど、英語を別に習っていた友人、綺麗な発音です。

後からなんとでもなる。

ネイティヴ発音のために帰国子女いいな〜みたいな下心より、母国語力を鍛えるのは、その後、もし別の語学を勉強したい時にとても役に立ちます。

日本人として生きるならば、日本語は本当に大事です。

 

といっても、既に海外駐在している子持ちファミリーは帰国子女決定なやつ。親のサポートはどうしても必要になるんだろうな、と思います。私の子どもが幼稚園以上の年少以上だったら、どこを選んだかな、悩みます。