元ドイツ暮らしのデザイナー。

幼児持ち元ドイツ暮らし。ドイツの公園はお気に入りだったなあ。

デュッセルドルフ市内のアパート探しについて思ったこと

(2017/11/28加筆修正、2018/3/23加筆)

我が家は転勤でデュッセルに来たので、駐在員視点からの雑感を書きます。半年以上も前に下書きを書き始めていたのですが、すでにフレッシュだった(その頃もフレッシュだったかは別)あの頃の記憶がおぼろになってしまっています……。

住居の見つけ方は、

  1. 前任者からそのまま家を引き継ぐ
  2. 現地スタッフが探すのをサポートしてくれる
  3. 自分で住居を探す

など企業によって様々なルールがあると思います。

我が家は自分で家具付き物件を探しました。実際には夫が見つけてくれました。物件写真や動画を撮ってくれ、それをメールで送ってもらって夫婦で検討。最終的に悩んだ物件は表にして比較検討。と言ってもあれをとればこちらが立たずみたいな感じでしたが笑、周囲の環境などは私には分からないのでそこは夫の勘頼りでした。

 

 

ドイツ的賃貸の当たり前、キッチンは自分で用意する

まず驚きなのは、普通の賃貸物件はガランと何もなく、キッチンさえもありません。ドイツでは賃貸暮らしの人もマイキッチンを所有していてキッチンごと引っ越す!そうです。日本のIKEAではキッチンが売っていますが、誰がこんなの買うんですか(日本でマイキッチンを買う人はどのくらいいるんだろうか…戸建建築する人かリフォームする人くらい?)と思うキッチンが多くの住民に需要があるようです。

また、家具もオーダーが通常のようです。例えばIKEAは日本と同じようにその場で持ち帰ったり、配送依頼ができますが、家具は購入しても6〜8週間、キッチンはオーダーしてから届くのに約3ヶ月なのが普通! せっかく家を見つけてもその間どう暮らせば良いのだ!寝袋か? 多くの場合、駐在員本人の家族は後から引っ越してきますので、3ヶ月の間駐在員本人は何もない部屋で暮らし、我慢して暮らすこともできるかもしれませんが、多くの駐在員は普通に仕事が忙しいことが多く、ヨーロッパあちらこちらへ出張が多いと耳にしますので、日本に残っている家族と相談しながら家具を注文し、キッチンを注文し……そのために時間や労力を割くのはどうなんでしょう?

一応書くと、キッチンや家具は中古で買うこと、前にその家に住んでいた住人から買い取って引き継ぐ、こともやり方としてはできます

駐在員は滞在期間が有限ですし、「キッチン付き物件」や「キッチン+家具付き物件」を探すのが簡単で総合的に考えると良いのではないかと思います。(参考:『デュッセルドルフに暮らす(第2版)デュッセルドルフ日本クラブ著』←何年も前のもので情報が古いですが、基本情報収集によいかも。残念ながら絶版!amazon.jpの中古市場で高騰してます)

ちなみに、キッチンがない間どう暮らすの?と現地住まいのドイツ人や日本人に聞いたことがありますが、なかなかやれる人は少ないと思いますが、キッチンが出来るまで、家具付き物件も借りて短期間住む(支出がすごいことになりそう)とか、自宅内でキャンプぽい生活をしていたとか……笑。

といっても、日本から家具を引越し荷物に入れるにしても、船便で1〜2ヶ月かかるんですけどね。やっぱり寝袋なのか!?(簡易的にIKEAなどで安い寝具を買うとかかな?)

 

「キッチン+家具付き物件」を探す際の前提条件。

  • そもそも家具付きの物件は少ない
  • デュッセルドルフの賃貸住宅は需要が供給を上回っており、高騰している

探せば安いのもないわけではなさそう。需要が供給を上回っているということは、不動産会社の担当者から直接聞きました。(正直この予算じゃ物件ないよ〜とやんわり言われたw)この状況から、企業の住宅補助を上げているという事例もあるそう。賃料が上がった理由は、単に需要と供給のバランスの影響だけなのか、詳しくはわかりませんが、借主が不動産業者に仲介手数料を支払う必要がなくなったために、大家がその分賃料に載せたという話もこちら在住の日本人から耳にしたことがあります。

(参考)

 2015年6月1日から不動産仲介手数料に関しての法律が改正され, 家主が不動産業者に仲介業務を依頼している場合、 仲介手数料は家主が不動産業者に支払うことになりました。 

(引用:HomeCompany不動産 http://www.hashimoto.de/

  • エレベーター付きの物件はとても少ない

ベビーカー利用者は、アパート0階(日本式1階)のエントランス内にベビーカーが、そのまま、あるいは折りたたんでとめられる場所があるか確認するとよいと思います。あるいは、とめてもよいか聞いてみるとよいと思います。我が家は、0階に小学生たちがキックボードを置いていて、たまにベビーカーが置いてありますが、基本的に部屋内にしまっています。

  • 駐車場付きの物件は少ない

(別途自宅外のガレージを契約したり、路上の有料駐車スペース、居住者用の許可証を得る)

  • 新築・築浅物件は少なく、築年数が経っているアパートが多い

市内でも新築が続々と建てられている場所もありますが、ドイツは日本と違い、古い建物でも不動産価値が大幅に下がることはないのもあって(羨ましいですね)、築年数の経っている建物は多いです。古くても中を綺麗にリフォームされている物件もあると思います。

家具付き物件でオススメしたいもの。

  • キッチンに食洗機があること。

ドイツのキッチンはシンクも小さいことが殆どで、食洗機があると便利です。手洗いより節水です。日本から引っ越す直前、あれこれ念のため便利グッズ含めキッチン雑貨類を買い足しましたが、買い足す際の食器やキッチン雑貨を探す基準が「食洗機対応可」でした。水道の詰まり防止のため、食事が終わったら念のためペーパータオルでお皿を拭ってから食洗機に入れます。

  • 冷蔵庫が大きいこと。

ドイツ人はあまり自宅で料理をしないことが多いので、料理をよくする日本人にとっては大きい冷蔵庫は快適に暮らすためにはオススメ! ですが、逆に考えると、小さいとすぐに使いきれる量を買うだけなので、それもエコですね。システムキッチンは、冷蔵庫や食洗機などの家電を含め、化粧板が貼ってあることが多いです。そのため、冷蔵庫大きいじゃん!と思ったら、上の方はただの収納スペースで冷蔵庫そんなに大きくなかった……ということもママあります。冷蔵庫が小さいから冷凍庫が別途ある物件もありました。我が家の冷凍庫は小さいし、直冷式なので、霜がすごいです。

友人2名が、キッチンは中古で買ったが、冷蔵庫は大きいのを別途買った人がいます。元冷蔵庫は現在パントリーだそう笑。

 

"Meine Küche"(私のキッチン)と検索すると、みなさまご自慢のキッチンを写真で見ることができます。この写真のご家庭は、写真の右側が冷蔵庫コーナーです。冷蔵庫が大きそうに見えますが、冷蔵庫の上側に収納スペースが多分来ています。また、化粧板がついているので、冷蔵庫のドアを開けてみるとそんなに大きくない可能性も……。でも、このくらいのサイズがあれば、ドイツ的には充分大きいと思います!

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(引用:http://www.zimmerschau.de/raeume/30489/meine-kueche

Küche 'Meine Küche' - Det hygeligge hus - Zimmerschau

  • キッチンの収納がそれなりにある。
  • キッチンのコンロがフラットタイプ。

キッチンのコンロはフラットだからといってIHとは限らないのがクセもの。我が家はフラットで電熱線です。フラットタイプは見た目もスッキリですし、掃除が圧倒的に楽です!

  • オーブン付き

キッチン付き住戸ではオーブンが無いことの方が逆に珍しいと思います。ドイツでは電子レンジよりオーブンの方を使っている人の方が多いと思います。我が家は、冷凍食品や冷凍したパンを解凍したり、オーブン料理などに利用しています。日本ではオーブンレンジを使っていましたが、日本での生活以上にオーブンを使っています。便利ですよー!

家具付き物件で少し困る・合わないこと

  • 全家具が自分たちの生活に完全に合っているとは限らない。

寝室には必ずどでかい衣装用収納家具がある物件が殆どだと思いますが、例えば本棚、靴箱などがないとか、あるけどいらないとか。趣味じゃないとか。引越し予算の都合がつけられるなら、キッチンアリ物件にして家具は日本から持って行くのは案外いいのかもしれない。

企業によっては家具付き物件NGだとか(なんでやねん)。

私は、家具?持ってったらものすごい金額になっちゃうんじゃない?駐在つったら家具は全部日本に置いてくのがフツーっしょ!?みたいなイメージがあって(自分の過去の海外暮らし経験もあってそれゆえに……)

ベビーベッドのみ持ってきて、他は全部置いていきました。

予算ドキドキしていたのもあって。家具持って行く場合の引越し見積もりも出して貰えばよかった笑。

  • キッチン用品、食器が貴重な収納スペースを埋めてしまう

家具付き物件は、食器類などもついていることが殆どだと思いますので、引っ越したその初日から生活を回すことができます。

大家さんって概ねお金持ちなので、キレイな物件にはオシャレな鍋(フィスラーとか!)があったりってこともあるのですが、備え付けのお皿や使う予定もないキッチン家電などで収納が溢れていて、我が家は日本から持ってきた自分たちの食器類をキチンと収納しきれていません。キッチンに棚もIKEAで買い足しました。

手が届かない収納棚の最上段に、備え付けのキッチン用品を詰め込んでスペースを確保しています。

乳幼児がいる家庭なら、個人的にはオススメしたいもの。

  • 一部屋になっているキッチン・リビング。

多くのドイツの住宅は、キッチン(Küche)とリビング(Wohnzimmer)が別室になっています。なので、日本のようにLDKタイプの住宅は珍しいと思いますが、たまに見かけます。

乳幼児がいる家庭にとって、目線を配る場所が1部屋で済むというのは大きいです。

また、キッチンからリビングにあるダイニングテーブルへ食事を運ぶのはとても面倒です。

ですが、キッチンで食事を取るのは割とドイツでは普通っぽく、キッチンに食事用の小さめのテーブルと椅子が元々置いてある物件もありますし、スペースがあれば、自分で購入して置いても良いと思います。

我が家はキッチンとリビングが別室です。

引越し当初はベビーサークルを買おうかと悩んでいましたが、悩んでいる間に、特に心配する月齢が過ぎた感じでした。

うちは、年齢的にギリギリなんとかなったかも……みたいな感じかも。子どもによると思いますが、我が家では目を離すと特に危なっかしいなと思った時期は1歳台前半くらいまででした。

ちなみに、ドイツ語でベビーサークルは「Laufgitter(ラウフギッター)」と言います。

 

知らなかったこと。

  • 住める人数が決まっている家がある。

2部屋ある家でも、1人までしか住めない、とか、

賃料設定が元々2名までで、人数が増える場合には家賃増える、など、

「この家、家賃も広さもいいじゃん!」と思ったら、2人までしか住めない家がありました。

不動産屋から、大家に確認してもらったり、交渉してもらったり、内見のアポを取るのに時間がかかることもあります。

  • 即入居可の物件はやや難ありの可能性も?

賃貸物件の広告は、早めに出すことの方が多いらしく、居住者が住んでいる状態で部屋を内見することがあります。即入居可ということは、難ありで売れ残り物件の可能性がなきにしもあらず。

  • 居住者などの都合で入居時期が伸びることがある

仮に11月上旬から住めると告知してある物件も、居住者がまだ出て行けなかったり、室内の修繕に時間がかかったり、告知時期通りに入居できないことがあります。

その場合、ホテルやウィークリーマンション暮らしが延長戦入ってしまいます。

  • 洗濯機などが全戸分地下室に集まっていることがある

しかもそれがコインランドリー式で1ユーロ必要なんて物件も!

小さい子どもがいるので、やっぱりいつでもすぐ気軽に洗濯したいので、洗濯機が部屋にある家を選びました。でも地下室にある物件は結構あると思います。

有料じゃなければいいんじゃないかな笑。

清掃業者を定期的に入れなければならないことがある

(日本人に貸すなら)清掃業者を定期的に入れてくれと大家から要求されることがあります。お掃除するおばちゃんはPutzfrauと言うそうですが、どこの人に貸すにしてもプッツフラウを入れるようにしている物件もあるそう。

お金をプラスして支払わなければなりませんが、ある意味掃除を任せられるので楽ではありますね。他人を家にあげるのは防犯的にも緊張しますよね。

日本人はよく料理をするのでキッチンがよう汚れるってことで、日本人だったら、と判断する大家もいるそうです。検討していた物件の一つが日本人なら〜と言われました。

 

その他考慮すること

できればドイツ人に優先的に住んでもらいたい大家が多いかも

文化や習慣、言葉の違う外国人よりも、ドイツ人にできれば住んでもらいたいと考える大家は多いようです。実際、ドイツ名と外国人名で物件の見つかりやすさが異なるという記事を見かけたことがあります。多分当たり前の心情だと思います。

陸続きのヨーロッパ、外国人が多く住んでいて、デュッセルドルフは外国人も多いので、オープンマインドな土地とは思いますが、場合によっては日本人だから少し手こずる可能性もゼロではないと頭のどこかに入れるとよいかもしれません。

私が住んでいたアパートは、大家はできればドイツ人がいいけど、特に国籍では拒否していませんでした。(住民は日本人、中国系、インド系、ほかがドイツ人といった感じでした。(本当は人種や国籍を理由に拒否はダメです)

キッチンの高さもチェックしておこう

(11/28加筆)

ドイツ人の平均身長は日本人よりも高いですが、候補物件のひとつがリビングとダイニングが一体型で、あまりにもキッチンの高さ(台の高さ?なんと言うのかな?)が高く、これは私には厳しいだろうと夫が判断して候補から除外しました。

特に多くの日本人はキッチンに立つ時間は多いので、無理ない高さの物件に出会えますように。

 

 

ものすごく長くなってしまいました。わかりやすくまとめられたらよいのですが、なかなか難しいー。

我が家は、上記のように書いたものの、リビングとダイニングは別室だし、洗濯乾燥機もなし、冷蔵庫はそこまで大きくないし、築年数も結構経ってます。

でも、最終的に決めた家は駅から近い、商店街が近いので食料品や日用品などの買い物もしやすい立地、環境は一番良いと判断した家で暮らしやすいです。各家庭によって、優先事項は違いますし、希望の全てが叶えられる物件はなかなか難しいですが、安全に暮らせればよいのかなーと思います。

日本に帰ったらみんな欲しがる食洗機

食洗機はいいぞ。

無い生活などもう考えられない。

今選ぶ食器類は全て食洗機対応してるかどうかが基準であります。

日本に帰ったら絶対食洗機の生活をするぞー!!!

知ってる奥様方、みなさん口を揃えていいます。

だって便利なんだもん。楽なんだもん。

欧米は基本的に食洗機の普及率は高い気がします。手洗いせずに、食洗機に任せて楽チンでエコで自分自身や家族に使える時間も増える。そして、日本のより基本的に大容量で多分高性能。

問題を言うなれば、乾いた状態で洗い終わるわけではないので、乾かしたり水気を拭き取る手間、1日分あるいは半日分の食器や鍋類を一度に片付ける手間が少々面倒である。大容量ゆえに、片付ける量も多いのでなかなか手間に感じることも多し。私は洗浄後は開けっ放しである程度乾くのを待つので、小さい子どもがいると当然刃物は早めに片付けたり、食洗機内の届かない場所に置いたり、物理的に食洗機に近づけないようにキッチンのドアを閉めたり、食洗機の扉をまた閉めたり(涙)しています。

 

そんでもって、食洗機といえば扉正面にボタンや残り時間の数字が表示されるタイプが一般的だと思うのですが(写真左)、世の中には、扉の上部フチにボタンがある食洗機があるんですよね……(写真右)。

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Stand - weiß speedMatic45 Geschirrspüler 45 cm - iQ500 - SR256W01TE | SIEMENS (左)

speedMatic45 Geschirrspüler 45 cm Vollintegrierbar - iQ500 - SR656X01TE | SIEMENS (右)

ということは扉正面にボタンがなくてスッキリクール。子どもにいたずらされてボタンを押されることもない……! そして、そういう食洗機は一体どうやって残り時間を把握すればよいのか?ってことですが、ごらんくださいませ。

残り時間が床にLEDで照らされている食洗機!(うちはこれじゃないです)

カッコイイ……。

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www.schoener-wohnen.de

使ったことのあるカッコイイおしゃれ食洗機がまさにこんな感じで、扉上部フチにボタンがあるタイプはどれも床にLED点灯があるかは分からないですが、日本では食洗機生活未経験の私、感動いたしました……。

日本の食洗機は洗浄力が微妙と聞いたことがありますが、最新型はどうなんでしょう。頑張れ日本の家電メーカー。私はミーレの食洗機が欲しいぞ。将来的に分譲マンション希望でもビルトインでこのメーカーがいいねん!と主張はできるものなのでしょうか。

www.miele.co.jp

(写真の引用元はURL併記しましたが、雑で申し訳ないです)

我が家で使う洗濯洗剤たち

私がドイツに引っ越してくる前、夫が先にドイツに来て生活を整えてくれていました。夫もやはりドイツ在住者のブログ等々見て洗剤の基本4点(以下に記載)を選んでもらいました。先駆者たちに感謝であります。オシャレ着洗いと柔軟剤は後日私がセレクト。柔軟剤は最初レノアの赤ちゃんの写真がパッケージにあるセンシティブを使っていました。

我が家で使う洗濯洗剤たち

我が家で使う洗濯洗剤は基本的に4種類。

  • 洗濯洗剤・Persil Sensitive Gel
  • 洗濯物殺菌剤・Denkmit HYGINE-SPÜLER
  • カルキ除去剤・Calgon
  • 柔軟剤・ecover Weichspüler

それに加えて、ウールやおしゃれ着洗いをするときは、Persilの代わりに以下のものを使用しています。

  • ウール用洗剤・ecover Woll- und Feinwaschmittel

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かおりのキツイ洗剤や柔軟剤は夫婦ともに求めてはいないポイント且つ一般的な商品はドイツ人仕様でなんとなく肌に刺激が強そうな印象から念のため(?)、基本的にドイツで商品は「sensitiv」「ohne Parfum / Parfumfrei」と書いてあるものを選んでいます。センシティブと香りナシ商品です。

 基本的に、洗濯洗剤+柔軟剤が最低限あればOK。

柔軟剤は、ドイツは硬水なので、香りがどうこうの前に仕上がりのために使用をオススメします。洗濯洗剤には、水質に合わせて洗剤を入れる量の目安が商品パッケージの裏に書いてあって、一応カルキ対策にもなっているらしい……。でも、我が家では一応、洗濯機のため、洗濯物が灰色にならないためにもカルゴンを使っています。

また、洗濯除菌剤はオススメです!(香り付きと香りナシの2種類あります)ドイツ人は60℃や90℃でリネン類や洋服を洗濯することもままあるので、お湯で洗うと殺菌ができると思うのですが、40℃や30℃までしか対応していない洗濯物にはこれをオススメします。これを使っているかどうかはわかりませんが、基本的に室内干ししているうちの洗濯物はくさくないです。たまに知り合いから、室内干しだから洗濯物におうんだよね〜という話を聞くのですが、うちはくさいと感じたことは今のところないです。

 

できるだけ洗濯物を長持ちさせる作戦

ドイツに引っ越す前にヨーロッパ在住経験のある友人から、ヨーロッパの洗濯機は洗濯物破壊マシーンだと、カルキで洗濯物が灰色に黒ずむ、毛玉発生装置など、あれこれ聞いていたけれど、概ね普通にやれています。

多分、洗濯モード、水温と脱水の回転数、洗濯ネットで洗濯物の劣化を防げる・遅らせることができるかもと考えています。

いずれにしても、毛玉ができやすい服は毛玉は何にしてもできるのである。

おまけ・我が家の洗濯モード

普段の洗濯
  • 40℃
  • Feinwasch
  • 脱水回転数800
おしゃれ着洗い
  • 40℃か30℃(洗濯表示に合わせて)
  • WollかHandwasch
  • 脱水回転数400

400だとビシャビシャなので、短時間脱水を回転数400で脱水を更に1回やります。

Tagesmutterでのご飯一例

Tagesmutter(ターゲスムッター)、日本でいう保育ママのことですが、3歳までの預け先として興味あるお母さんは結構いるけれど、預け時間が長時間の人が多くて、そこまで毎日長く預けたいわけじゃない人には合わなかったり(一応週3、4預かってくれる人もいるらしい)、5人の子どもを1人で保育することが心配だったり、ドイツ食のごはんがちょっと心配!だったり。

我が家はおかげさまでこの人なら安心して預けられる!と思える雰囲気の良い方に出会えて契約してきました(ドイツ人ではないけどドイツ育ち)。食事も、ドイツ食といえばシュニッツェル(豚や鶏肉のカツレツ)とかポメス(フライドポテト)、ソーセージやサラミの加工品。薄味やバランスの良い品目など、気を使って子どもの食事を作ってきたお母さんたちには少し抵抗があるのよくわかります

 

Tagesmutterたちは、子どもたちに「健康的な食事」を提供することはいたってフツーのこと。(多分職業訓練で指導されるのではないかと想像)

ただ、日本人とドイツ人の考える健康的な食事に多少ズレがあると思います。日本人なら一汁三菜、品目も栄養も充実のバランス、子どもには薄い味付けとかでしょうか、

少なくとも、ドイツ人にとって、野菜とフルーツは健康的な食品という認識みたいです。(あとナッツ)なので、ソーセージやハム、他肉類を食べるけど、野菜とフルーツも食べとけ!みたいな。

昼食では必ず野菜とフルーツが出ると思います。人によってはBIO食材(オーガニック)しか使わなかったり、週に1回必ず魚料理を出す。(見学したKITAやTagesmutterで献立を知る機会があった場所は全て週1魚があったので、週1魚も当たり前かもしれない)

健康ポイントはこんなところだと思います。

子どもを通わせているTagesmutterは、マメなことに今週のランチとおやつの献立表をホワイトボードに書いてくれています。毎週違うメニューではなく、基本的に曜日固定。たまにメニューが変わります。日本の給食献立は毎日違うのが普通だと思うので、日本で曜日固定献立なんかにしたら保護者からのクレームがきそうですね。

 

Tagesmutterでの食事一例

(適当に和訳しています)

月曜日
  • トマトソース&パルメザンのパスタ
  • キュウリサラダ
  • デザート・フルーツ
火曜日
  • ジャガイモとトウモロコシ&パプリカ トマトソース
水曜日
  • バスマティライスとエンドウマメ&鶏肉
  • フルーツサラダ
木曜日
  • グラウペンスープ(ひきわり大麦のスープ)と鶏の小さなソーセージ
  • デザート:プディング
金曜日
  •  自家製フィッシュスティックとサツマイモのピュレー
  • カッテージチーズとイチゴ

食事はいずれも自分で調理し、新鮮な食材を使っている、とのことです。フィッシュスティックってどうやって作っているのか結構気になります。

 

朝ごはんは、おそらくどこでも9時頃からありますが、うちの子が通っているところでは、ドイツパンにクリームチーズを載せたり、ハムやサラミ、生のキュウリやトマト、フルーツが出てきます。ここは基本的なドイツスタイルの朝食です。

メニューに載っている以外では、近所のピッツェリアでもらえる小さいパン、ゆでたじゃがいも、トマト、リンゴなどを適宜間食で食べているようです。たまにドラッグストアなどで買える幼児向けのBIOスナックを食べているみたいです。

 

食費は毎月週5保育で100ユーロを直接支払っています。多分殆どの保育所で食費は毎月100ユーロ。もう少し高いところもありますが、例えば遠足に行く時の入園料なども基本的に食費内に入るのが基本です。英語や体操、お絵描きなど(特別に先生を呼んだり)する習い事系もやっているTagesumutterやGroßtagespflege*1があるそうですが、(伝聞のため不確かです)本来は食費しか保護者からもらってはいけないのがルールだそうですが、食費にプラスで支払うか、食費を多めに払って習い事代も含んでいるところもある模様です。

 

たまにメニューの入れ替わりを見ると、他には、鶏のシュニッツェル、野菜フリカデレ(ハンバーグ)、牛肉グラッシュ(シチュー)、シュペッツレ(細かく切って塩茹でした麺)、デザートには自家製フルーツアイス(聞いたらアイスクリームとかではなく、果物を凍らせたものだそう)、ヨーグルトとフルーツスティックと言った感じ。

メニューを見てみると、どうやら週に1度は牛肉・鶏肉・魚、ライス・麺がある模様。

 

 

ちなみに、バスマティライスとは、インド料理でよく使われる細長いお米だそうで、ヨーロッパでカレーを食べるとこのお米が使われていることが多いです。香り付けしていることもあります。

www.erickcurry.jp

*1:Großtagespflege:Tagesmutter2人〜3人に対し、子どもを9人まで預かることができる小規模保育

イタズラにほとほと手を焼くのである

1歳を過ぎて、どのくらいになってからだったかは今や覚えていないのですが、少しずつ言葉が通じている手応えを感じますよね。

キチンと座ろうね、ピッと立ってて、待って、来て、ボタン押してくれる? ちょっとこれ持っててくれる? などなど、言葉の通りに動いてくれるように少しずつなりますね。

 

しかし、残念ながら100%言うことを聞いてくれるわけではないのが幼児!である!

イタズラする時のニヤニヤ顔! 怒られるのが分かってやってる顔である。

 

例えば食事中に親が子どもに注意を払っていない瞬間があると、気を引くためにフォークやスプーンで食器を叩いたり、食器を逆さまにしたりなど、やめてほしいことやお行儀の悪いことをよくやります。「こっちに注目ー! さあ構ってくれ!」というタイプのイタズラです。

当然ながらイタズラは、子どもにずっと目を向けていてもやられます。(ツライ)

 

最近手を焼いたイタズラは、口に含んだ飲み物や味噌汁を口からピューっと滝のように吹き出す! ニヤニヤ顔で。もちろん体調が悪いでもなく、さっきまでおいしいおいしいと食べていたのですが……(味噌汁は我が子の好物)。

食べこぼしはまだいいとして、液体は勘弁してくれ!というのが大人の本音。

 

食事中のしつけはなかなか大変です。

 

ドイツでローションティッシュ売ってるんかい!?

ドイツに来たら絶対無いものと思っていた、ローションティッシュ

日本だったらパッケージがかわいい「鼻セレブ」とか、エリエールの「贅沢保湿」とか、花粉症大国(泣けますね)ならではの豊富にある商品の選択肢。どうでもいいけど、我が家は日本でエリエールの「+Water」を愛用していました。高級ハイパーしっとりティッシュには劣りますが、5個入りでしっとりしてるし、なんかお得感があって……。

さて本題。今日、ドラッグストアのROSSMANNへ2枚重ねティッシュの「Kosmetiktücher(コスメティックトゥヒャー)コスメ用ティッシュを買おうと寄ったのですが、ふと陳列棚の下側に目をやると、3枚重ねのKosmetiktücherを見つける。そこに、なんと「3-lagig mit Soft-Lotion」と書いてあるではないですか! ソフトローション入り3枚重ねティッシュですよ! ものは試しと買ってみました。

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手前がローションティッシュ。奥が2枚重ねの日本と同じ感じのティッシュ。ドイツのデフォルトは4枚重ねだかの分厚いティッシュなのです。1回使っても、綺麗に折りたたんでポケットに入れて複数回使います。

 

正直な感想ですが、ここしばらく日本の保湿ティッシュに触れてないから感覚を忘れてしまいました!(オイ!)

でも、それとなくしっとり感ありました! 日本の高級保湿ティッシュには劣るふわふわしっとり感ですが、鼻風邪をひいた時や花粉症シーズン(ドイツもスギヒノキじゃないけどやっぱり花粉症はある)や、お化粧の時に便利かもしれませんね。

 

(関連)

uki.hateblo.jp

20℃を越える晴れの日はとても心地が良い

最近のデュッセルドルフはすっかり寒くて曇りと雨続きでしたが、今週末はとても気持ちの良い天気でした。10月になってから、天気が悪いのも合間って午前中は10℃を切ったり、10℃台前半で朝はひんやり寒くて、ウールのコートがもう大活躍でした。

10月までサマータイムなので、来月から1時間時間がズレますが、日の出は現在8:00頃、日の入りは18:30頃。10月上旬はまだなんとか19:00くらいが日の入りだったような気がするのですが、日照時間がどんどん短くなって寒く暗い冬がやってきます。

そして、この土日はとても気持ちの良い晴れでした!

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20℃を超えた晴れの日の午後はとにかく日差しが心地よい。

ライン川沿いにダーっと広がるラインパークも土日はピクニックや日向ぼっこ、BBQ客で溢れていました。公園の遊具にも本当にたくさん子どもたちが集まっていました。

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こんなに気持ちがよいのだから、そら日向ぼっこやらピクニックしに行きますよといった感じ。気持ちがよくても太陽は随分冬モードに近づいて傾いているので、太陽は結構眩しいのですが、貴重な半袖で過ごせる週末の午後でした。10月なもんで、やはり午前は肌寒いので服装注意ですけども!